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2023年3月2日に放送された春光戦予選会Aブロックの結果です!
プレバト俳句 2023年春光戦予選 Aブロック お題『卒業』
くじ引きでAブロックに犬山紙子さんが選ばれると「うわ~、強敵」と声がもれました!
キスマイ対決も気になるところですが結果はいかに?
予選Aブロック 順位
第1位 春風亭昇吉さん(特待生4級)
\決勝進出/
三月の 空に託せる ものがない
昇吉さんが学生の頃、未来に確たるものがなく、3月というのは未来に希望を持っている人ばかりじゃないという気持ちを詠んだそうです。
読み上げられた句にフジモンさん思わず「めっちゃいいですやん!覚醒しましたね!」とのこと。
\夏井先生の評価/
見た瞬間に見事だと思いました。誰もが「卒業」=「めでたい」ではない。希望に満ちた卒業を迎えられるわけではないのが人生の現実のひとつ。「三月の空」を頭に持ってきて、このまま明るい句を詠むのかと思いきや、後半から方向がぐぅっと変わる。
この明るい美しい水色の空に、私は託せるものが何もないんだ。頑張ってきたけど成果を残せなかったという人なのか。それとも、頑張ってきた人を横目に「自分は何ひとつ真剣にやってこなかった」と卑屈に感じている人なのか。
「空に託せるものがない」という口語の語りがリアリティ胸に迫ってくる。
良い句を見たときの夏井先生の熱のこもった解説がAブロック予選で飛び出しました!
最後には「昇吉さん、あなた理屈こねなくなって巧くなった!」と辛口ながらも賛辞をおくっていました!
第2位 キスマイ横尾渉さん(名人10段)
夕桜 学ラン捲り 1on 1
みなさん一気に「スラムダンク」を想像したようです!
第3位 犬山紙子さん(特待生4級)
春光や ルーズソックス すべて干す
添削なし
第4位 キスマイ北山宏光さん(特待生2級)
上履きの 文字も滲むや 卒業式
永世名人の梅沢さん、フジモンさんがそれぞれ「惜しいことをした」と指摘したのは、
「文字も」ではなく「文字の」、「卒業式」より「卒業す」や「卒業歌」などにしたら良かったのでは、という点。
それを聞いた夏井先生は嬉しそうに、その指摘が正しいことを説明してくれました。
\夏井先生の添削/
北山さんは「文字も」として、時間の経過による文字のにじみや、卒業の涙による印象を掛け合わせたかったのだろうけど「文字の」で充分。
また「滲む」より「滲み」にすると「滲みそのもの」にクローズアップできる。「滲む」だと滲んでいる状況でしかない。
上履きの 文字の滲みや 卒業す
「滲む」と「滲み」の説明に、一同うなりました!
第5位 松岡充さん(特待生2級)
古巣あり 教えの庭よ いざさらば
\夏井先生の添削/
楠(くすのき)の 古巣よ雲よ いざさらば
特待生の中にひとり格上の名人10段・キスマイ横尾さんが参戦しましたが、なんと1位は春風亭昇吉さん。
夏井先生は「久しぶりに感動しました」と大絶賛でした~!
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