
3月は1週目から、春のタイトル戦「春光戦」の予選会がスタート!

この記事はプレバト俳句の「今日の結果」「昨日の結果」を知りたい方のためにまとめています。さらっとした内容となりますが、ご了承ください( ˘ω˘ )

しかしながら今月は春光戦の予選会ということもあり、傑作が多く生まれる可能性が!
できる限り、夏井先生の評価も記載していきたいと思います!
2023年2月、春光戦の予選組み合わせ抽選会が行われました。Aブロック、Bブロック、Cブロックにスケジュールで参加可能かどうかで振り分けられ、その後、浜ちゃんによってくじ引き、組み合わせが決定しました!
2023年『春光戦』開幕!


『春光戦』決勝は、シード権獲得者4名と、予選を突破した6名で決勝戦が行われます!
予選参加は15名。
Aブロック、Bブロック、Cブロックに分かれ、各ブロック1位の3名は自動的に決勝進出決定。残り2位以下の12名の中で、上位3名が残りの枠を獲得できます。

以前は2位が補欠、というルールもありましたが、組み合わせによって出来の良い句が落ちてしまうこともあったので良いルール改正になりました!

激戦区で優秀句がそろった場合、同ブロックの第4位までは決勝進出の可能性アリ。
第5位となると進出はきびしくなります(/o\)!
2023年3月2日の結果 Aブロック お題『卒業』


くじ引きでAブロックに犬山紙子さんが選ばれると「うわ~、強敵」と声がもれました!
キスマイ対決も気になるところですが結果はいかに?
予選Aブロック 順位
第1位 春風亭昇吉さん(特待生4級)
\決勝進出/
三月の 空に託せる ものがない

昇吉さんが学生の頃、未来に確たるものがなく、3月というのは未来に希望を持っている人ばかりじゃないという気持ちを詠んだそうです。

読み上げられた句にフジモンさん思わず「めっちゃいいですやん!覚醒しましたね!」とのこと。
\夏井先生の評価/
見た瞬間に見事だと思いました。誰もが「卒業」=「めでたい」ではない。希望に満ちた卒業を迎えられるわけではないのが人生の現実のひとつ。「三月の空」を頭に持ってきて、このまま明るい句を詠むのかと思いきや、後半から方向がぐぅっと変わる。
この明るい美しい水色の空に、私は託せるものが何もないんだ。頑張ってきたけど成果を残せなかったという人なのか。それとも、頑張ってきた人を横目に「自分は何ひとつ真剣にやってこなかった」と卑屈に感じている人なのか。
「空に託せるものがない」という口語の語りがリアリティ胸に迫ってくる。

良い句を見たときの夏井先生の熱のこもった解説がAブロック予選で飛び出しました!
さいごには「昇吉さん、あなた理屈こねなくなって巧くなった!」と辛口ながらも賛辞をおくっていました!
第2位 キスマイ横尾渉さん(名人10段)
夕桜 学ラン捲り 1on 1

みなさん一気に「スラムダンク」を想像したようです!
第3位 犬山紙子さん(特待生4級)
春光や ルーズソックス すべて干す
添削なし
第4位 キスマイ北山宏光さん(特待生2級)
上履きの 文字も滲むや 卒業式
永世名人の梅沢さん、フジモンさんがそれぞれ「惜しいことをした」と指摘したのは、
「文字も」ではなく「文字の」、「卒業式」より「卒業す」や「卒業歌」などにしたら良かったのでは、という点。
それを聞いた夏井先生は嬉しそうに、その指摘が正しいことを説明してくれました。
\夏井先生の添削/
北山さんは「文字も」として、時間の経過による文字のにじみや、卒業の涙による印象を掛け合わせたかったのだろうけど「文字の」で充分。
また「滲む」より「滲み」にすると「滲みそのもの」にクローズアップできる。「滲む」だと滲んでいる状況でしかない。
上履きの 文字の滲みや 卒業す

「滲む」と「滲み」の説明に、一同うなりました!
第5位 松岡充さん(特待生2級)
古巣あり 教えの庭よ いざさらば
\夏井先生の添削/
楠(くすのき)の 古巣よ雲よ いざさらば

特待生の中にひとり格上の名人10段・キスマイ横尾さんが参戦しましたが、なんと1位は春風亭昇吉さん。
夏井先生は「久しぶりに感動しました」と大絶賛でした~!
2023年3月16日の結果 Bブロック お題『引っ越し』※速報


次回ははBブロックの戦い!お楽しみに~!
と思ったら、次のプレバトはいつ~⁉

3月9日はWBCの開幕戦だそうです。こちらの戦いも楽しみですが、プレバト俳句はちょっとお預けに・・・。放送次第、追記していきます!
\参加者!/

ぐいぐい実力を伸ばしている本上まなみさんがBブロックに!注目です!
予選Bブロック 順位
第1位 皆藤愛子さん(名人4段)
\決勝進出/
春日向 カーテンの到着は 明日

入居日にカーテンが届かないという失敗をよくやってしまうのだけど、その時だけの景色が見られるからいいかな、という皆藤さんらしいほっこりした句がBブロック1位でした!

「素晴らしい。未来にむけた明るさも感じられるし、誰が読んでも光景が浮かぶ良い句」とジュニアさん。

梅沢さんも「肩の力が抜けていて、なにか難しいことやろうなんて思わず、そのままを素直に詠んだのが素晴らしい」と絶賛しました!
夏井先生の評価
「引っ越し」という言葉を使わず、中七下五で「引っ越しあるある」を想像させるのがうまかった。
カーテンが無いからこそ「春日向」の季語がちゃんと立っているし、カーテンがきた後の「カーテン越しの光・風」まで想像させる。季語もテーマもしっかり描けています。
添削なし!

「やっと皆藤さんらしい句が戻ってきた」と夏井先生は笑顔でおっしゃってくれました!
第2位 キスマイ千賀健斗さん(名人8段)
木の芽冷え 青いジャバラで 家具包む

「木の芽(このめ)冷え」が春の季語です。

「家具包む」は「包む家具」にした方が良い、と梅沢のおっちゃん。
\添削/
木の芽冷え 青いジャバラで 包む家具
第3位 本上まなみさん(特待生5級)
新しき庭 あたらしき 泥の春

引っ越し先の新しい庭が春の日差しに照らされ、地面が温もっているのをみると、これからいろんなものが豊かに茂っていくんだろうな、というワクワク感を詠んだそうです。
夏井先生の評価
「新しき」と「あたらしき」の使い分けや、「春の泥」でなく「泥の春」と季語に軸足をわずかに寄せていることなど、表現したいことはそつなくできている。
しかし、順位をつけるとなるともう少し独自性が必要。
「新しき、あたらしき」をリフレインした意図はわかるが、この部分にもう少し具体性を出せる余白がある。
\添削/
新しき庭 赴任地の 泥の春
新しき庭 脱サラの 泥の春

など、状況を入れてもいいのではないか、とのこと!
第4位 中田喜子さん(名人7段)
春泥を 引っ越し女房 大跨ぎ

「引っ越し女房」とは、嫁入りの荷物と同時に来る嫁の事だそうです。

お嫁さんがたくましく、ぬかるみを跨(また)いで引っ越しをする様子を句にしたそうです!

フジモンさんは「春泥」と「跨ぐ」をもっと近づけたほうが良かったのでは?と、梅沢さんは「引っ越し女房」から始めた方が良かったと指摘。
夏井先生の評価
庶民的でおかしみもあって、やろうとしていることはチャレンジしていて良い。他の句にはない目の付け所。
もったいないのはやはり「春泥」と「おお跨ぎ」の間に人物を入れてしまったこと。
\添削/
引っ越し女房 ほら春泥を おお跨ぎ

例えば「いま」とか「ほら」なんて入れると、
「ほら、あれがウチノ女房だよ」なんて指さすような「今まさに」という光景も見えてきます、と夏井先生!
第5位 的場浩司さん(特待生5級)
校舎裏 抱きし犬の目 春の月
小学生の頃、拾った犬を親から返してこいと言われ、校舎裏で抱きながらひとりで暮らそうと思っていた時のことを詠んだそうです。

ジュニアさんは、カメラワークとしてこの句を考えると、
「校舎裏」の大きい画角→「犬の目」の寄り→「春の月」でまた引きの画
という慌ただしさがどうか、と指摘。

「的場さんが校舎裏というと、ボコボコにされそう」とフジモンさん( ´∀` )
夏井先生の評価
発想を「プチ家出」に持ってきたことはチャレンジングで、他の素材も悪くない。しかし、ジュニアさんの指摘の通り、カメラワークでかなり損をしている。
抱いている犬から始めるべき。
また「抱きし」の「し」は、ご本人の体験から「過去」を表しているのだろうけど、「抱く犬の」の方がリアルに感じられる。
\添削/
抱く犬の目よ 春月の校舎裏
2023年3月16日の結果 Cブロック お題『入学』※速報

Cブロック 順位
第1位 勝村政信さん(特待生5級)
\決勝進出/
亡き妻と 入学前夜の ハイボール

夏井先生からの波紋を乗り越え、2月にようやく特待生に昇格!
第2位 森迫永依さん(特待生5級)
新歓を 断る理由 春眠し

前回のタイトル戦を制した森迫永依さん。SNSでの反響が大きくて、プレッシャーに押しつぶされそう・・・と語るも、しっかりブロック2位を獲得!

森迫さんは人見知りで、新入生歓迎会を断る理由を考えたとき、もう天気のせいにしちゃおう!というところから「春眠し」の季語をもってきたそうです!

フジモンさんが好きそうな俳句です!
夏井先生の評価
「新歓」だけで大学入学だということが分かる。そして「断る理由」に「説明」を選んでしまいがちなところ。例えば花見に行くからという「花の宴」や「花見酒」など。
「春眠し」は理由になっているようでなっていない。そのことで説明臭さがスッと消えている。ここら辺のさじ加減が分かっている。

「さじ加減が分かっているのが面(つら)憎い」という言葉で森迫さんを評価。
「面憎い」は、顔を見るだけでも憎々しいという意味を持ちますが、夏井先生は作者がわかると「あぁ、やっぱりうまいなぁ」と感服した様子。一種の賛辞としてこの言葉をおっしゃったのだと思います!

上から目線ではなく、同じ俳人として「一本とられた」とか「やるなぁ」という言葉に聞こえましたね( ˘ω˘ )
森迫さんにますます注目です!
\添削なし/
第3位 立川志らくさん(名人6段)
弟子入りの日 墨色の八重桜よ
第4位 馬場典子さん(特待生2級)
一年生 さいしょのともだち だんご虫

「一年生」が春の季語です!
夏井先生の評価
俳句としてはきちんと書けているが、だんご虫が友達という句は割とある。また「さいしょの」が説明くさくなってしまっている。
\添削/
入学の朝 友達は だんご虫
入学三日目 ともだちは だんご虫

このように時間経過を明確に具体化するとオリジナリティが生まれます、とのこと!
第5位 こがけんさん(特待生5級)
入学や 書いては消して わが名前

Bブロック、Cブロックの結果が出ました!

ここから決勝進出の敗者復活枠が発表されます!
敗者復活枠 決勝進出者
各ブロック1位は自動的に決勝進出。
2位以下の句から優秀句を詠んだ方3名が決勝進出を獲得します!

森迫永依さんの才能が止まりません!

森迫永依さんが活躍した前回のタイトル戦のまとめはこちらもどうぞ~
>>【プレバト俳句】冬のタイトル戦2023年「冬麗戦」の結果発表!
2023年3月23日の結果 お題「レトルト」※準備中

3月16日に春光戦の予選会は終了しましたが、決勝戦は3月30日とのこと!
通常回の今回は、菊池桃子さん、朝日奈央さん、平野ノラさん、JO1の河野純喜さんが挑戦。
またプレバト俳句有段者は、森口瑤子さん、千原ジュニアさん、梅沢富美男さんの昇格試験。
梅沢さんは自身の句集完成まであと1句としながらも、ここ数か月足踏みが続いています。

番組的には、タイトル戦を前にした通常回で「おめでとう~!」なんてなるかしら?

春光戦で渾身の一句を詠んで句集完成!からの4月から新しい形態で梅沢さんのコーナーができるとか?と推測してしまいます。
結果発表
第1位 ※準備中
第2位 ※準備中
第3位 ※準備中
第4位 ※準備中
第5位 ※準備中

放送までしばらくお待ちください( ˘ω˘ )
まとめ

なんとCブロックから3名が決勝進出!激戦区だったんですね~( ˘ω˘ )
ところで2023年の春光戦決勝はいつ?

春光戦決勝は3月30日!
今からとっても楽しみです!

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