新ルール導入の炎帝戦2024の結果です!
参加資格者280名の中から勝ち抜いた出演者(一部)のみなさま
【炎帝戦出演者】
◎特別永世名人
梅沢富美男さん
◎永世名人
千原ジュニアさん、村上健志さん(フルーツポンチ)、藤本敏史さん、(FUJIWARA)、横尾渉さん(Kis-My-Ft2)
◎名人9段
千賀健永さん(Kis-My-Ft2)、森口瑤子さん
◎名人7段
立川志らくさん
◎特待生4級
こがけんさん
◎特待生2級
犬山紙子さん、森迫永依さん
◎特待生5級
水野真紀さん
◎無段位
河野純喜さん(JO1)
嶋佐和也さん(ニューヨーク)
蓮見翔さん(ダウ90000)
ほか
名人の中でも名前があがっていない方も……。予告では出演者に「ほか」という表示もありましたが?
「この方、出ていない⁉」という驚きもありますね。事前に段位ランキングをチェックしておきましょう!
▼俳句段位ランキング表
▼過去のまとめ記事
>>【プレバト俳句】今日の結果発表~!
【2024年の炎帝戦は新ルール導入!】
✸参加資格は、過去に才能アリを獲得した280名がエントリー
✸好きな観光地の2句を提出
✸北海道・東北ブロック、関東ブロック、中部ブロック、関西・中国・四国ブロック、九州・沖縄ブロックに分かれ、選ばれた20句で競われます
✸各ブロックの1位が決勝進し、5句の中から最優秀句が選ばれます
今回は、梅沢さんが「負けたら特別永世名人を返上します」という、とんでもない発言が飛び出しました!
一体どうなったのでしょうか⁉
プレバト俳句 炎帝戦2024の結果 第1ステージ
関東・甲信越ブロックの結果
名人、特待生のエントリーがもっとも多かったブロックです!
関東・甲信越ブロック 第1位 >>決勝進出!👑
永世名人横尾渉さん(Kis-My-Ft2)
お題「長野県」
雪渓のピザ屋 品川ナンバー来
夏井先生の評価
素敵な場所に素敵なピザ屋さんがあるんだなぁ。どういう地域という具体的な地名は使っていないんですよ。でも「雪渓があるような場所なんだ」、しかも「品川が来るあたり」の距離感の作り方で、この場所をおおよそ想像させる、と。この辺の技が見事ですよね。
もうひとつ褒めたいのは、「雪渓」という白くて冷たいイメージに対して「ピザ」というのは「熱々」とか「カラフルな」とか、色の対比や温度の対比がさりげなく入ってきて、最後「来」で納めるのも上手いですね。
いかにも観光地を楽しんでる、という感じが出ましたね。
この句が詠まれるとみなさん口をそろえて「ええなぁ」「良い」との感想が!
横尾さん、強し!
関東・甲信越ブロック 第2位 >>敗退
無段位嶋佐和也さん(ニューヨーク)
お題「浅草」
峯雲の ホッピー通り ハイボール
ジュニアさんより「リズムも良いですね。でもホッピー通りでなんでホッピー飲んでない?」とのツッコミをいただきましたw
夏井先生の評価
上五・中七・下五とリズムが良いですよね。
そして、「峯雲」季語から「の」で繋げ、「ホッピー通り」にちゃんと焦点を絞っているこの判断も良かったと思いますよ。
あなただと知ってびっくりしているんですけど、こういう事が軽やかにできるのは大したものです。
これまで才能アリ1回、才能ナシ3回の嶋佐さんですが、昨年に続きタイトル戦に躍り出てきました!「当たる時は当たるんですね」と夏井先生!直しなし!
関東・甲信越ブロック 第3位 >>敗退
永世名人村上健志さん(フルーツポンチ)
お題「日本橋」
三越の 獅子は阿の口 夏旺ん
夏井先生の添削
三越の獅子に対して「夏旺ん」という取り合わせはさすがだと思います。
問題は「阿の口」。ハッキリ言って無難にまとめたな、とそんな感じがするんです。描写する創作として一番の肝になる訳です。口あけたキツネ見たり、口あけたライオン見たら「阿の口だわ」と色んな人が同じようなことを言うんです。
タイトル戦では負けがちな村上さん。今回も残念ながら決勝に進めませんでした……。
「村上さんともあろうものが、こういう無難なところにいってはいけません。」という、村上さんの才能を信じているからこそのお言葉でした!
関東・甲信越ブロック 第4位 >>敗退
無段位水野真紀さん
お題「美ヶ原高原(長野県)」
高原に 横笛ピュルル 夏の空
夏井先生の評価
一番の問題は「に」なんです。特に上五のこの位置の「に」は散文的(詩的な情景に乏しい)になりやすいんです。”これ以外ありえない”という時以外は使わない、というのを覚えておいてください。
\添削/
高原は夏空 横笛のピュルル
高原はまさに夏空である。高原という場所・空間。そこに夏空が縦に広がる。空間を作った後に音が出てくると、その空間の音が広がっていくような作りになります。
な、な、なるほど~!な添削でした!
ジュニアさんが真剣に聞いていらしたのが印象深いです( ˘ω˘ )
中部ブロック
エントリー数は少ないものの、名人やタイトル戦優勝経験者が3名も参戦!
中部ブロック 第1位 >>決勝進出!👑
名人9段森口瑤子さん
お題「(特定の地名なし)」
黴臭い ホテルだけど 海がデカい
幼いころに行ったホテルが古く黴臭かったのに、窓を開けると海が目の前に広がって、黴臭さが海の香りなんかに変わって、いい思い出になった体験を詠んだそうです!
この句が読まれると、みなさんから「素敵~」「良い!」と声があがりました!
夏井先生の評価
完全に五七五を逸脱、さらに口語なんですけれども、語り口と調べや内容ががっちりと手を組んでいる、そういう句です。
観光地がどこなのか明確にはならないんですけれども、黴臭くて、でも海がデカくて、というところからある程度想像ができます。
もし「黴臭いホテルだけど海が近い」だと、ホテル情報で終わってしまう。「海がデカい」とやるかやらないか、この判断が順位を分けました。
今回も安定の実力です!素敵な句でした~(*‘ω‘ *)
中部ブロック 第2位 >>敗退
名人9段千賀健永さん(Kis-My-Ft2)
お題「熱田神宮(愛知県)」
熱田守護の 亀の蛭剝ぐ 炎天下
熱田神宮近くに暮らしていた幼少期に、守り神と言われている亀が炎天下の中歩いていた。その亀の身体に蛭がたくさんついていて、それを取ってあげた思い出を詠んだそうです!
夏井先生の評価
これはねぇ、上五・中七の素材が面白いんですよね。よくそんなところに目を付けた、俳人の鑑のような体験だと思います。
季重なりというマイナスをがっぽり引いたとしても、句材がとにかくオリジナリティ・リアリティに溢れている。
「炎天下」だけなんとかしてくれてたら良かったのに、もったいない。
\添削/
熱田守護なる 亀の甲羅の 蛭を剥ぐ
春のタイトル戦を制した千賀さんが残念ながら敗退となりました( ;∀;)
「こんな風にやっておいてくれたら断トツだったのに」と夏井先生。悔しい評価となりました!
中部ブロック 第3位 >>敗退
特待生2級犬山紙子さん
お題「西伊豆(静岡県)」
胎児寝る 風鈴数多 きゃらきゃらと
西伊豆にある風鈴神社と言われる宇久須(うぐす)神社というところには、ブルーの風鈴が200個以上飾られているんですって!
夏井先生の評価
最後の「きゃらきゃら」が良いなぁ、と思いましたね。このオノマトペは風鈴の材質を想像させる、リアリティをしっかりと持っていると思います。
問題は、「胎児寝る」と言い切ってしまったところで少し損をしてしまった。風鈴のきゃらきゃらとした音がお腹の中の赤ちゃんを眠らせてくれる優しい音、という感じでしょうか?
だとしたら「数多」は諦めましょう。
\添削/
風鈴のきゃらきゃら 胎児眠らさん
2年前に炎帝戦で優勝、昨年第2位という、炎帝戦にめっぽう強い犬山紙子さん、残念ながら敗退です(/ω\)
中部ブロック 第4位 >>敗退
無段位津田寛治さん
お題「東尋坊(福井県)」
雨後の虹 怒髪ゆるんだ 東尋坊
夏井先生の評価
まず「雨後の虹」と「東尋坊」の取り合わせは良いと思います。問題は中七。読んでいくと比喩かな?と想像するのだけど、やっぱり「怒髪天を衝く」ということわざにもたれかかりすぎて比喩が大げさになってしまっている。ここは損したところでした。
\添削/
雨後の虹 白波ゆるぶ 東尋坊
関西・中国・四国ブロック
エントリー数最多!
関西・中国・四国ブロック 第1位 >>決勝進出!👑
名人7段立川志らくさん
お題「京都」
渡月橋の騒き 干からびた蜥蜴
夏井先生の評価
前半9音、後半8音という破調の句ですね。
「騒き」という言葉の奥に、人でごった返す声や車の音、いろんな音が一緒に湧き上がってくるような、そんな効果があります。
「干からびた」でカットが変わり、視線が下にいきます。蜥蜴が干からびているということは、とても暑い京都の夏の印象みたいなものが浮かび上がってくる。
この語順の方が、作者自身の想いをストレートに伝えることができるという判断のもと選ばれたのだと思いました。
タイトル戦でがっくりしがちな志らくさんが決勝進出です!
関西・中国・四国ブロック 第2位 >>敗退
無段位安藤和さん
お題「叡山電鉄」
夏を追う 叡電の影 チャリの影
夏井先生の評価
「夏を追う」という始まりに、最初読んだときには夏が始まったハツラツとした句かと思ったんですが、読んでいくと「影」がリフレインしていくんですね。
このリフレインが調べ・映像・余韻を作ってくるんですけれども、「影」がふたつ重なることによって、夏という季節が始まり、そして去っていく、その夏を追いかけて惜しんでいる。
そういうことも入れ込んでいるんではないか。お上手でした。
村上さんからは「自転車をチャリと書くことで、乗っているのは若い人なのではないかという想像が膨らむ。夏という季節と相性がいい」、蓮見翔さんは「むちゃくちゃ素敵。影のスピードもそれぞれ違うだろうし、景色に動きが見えるのがいい」と、みなさん絶賛!
安藤和さん、段位ないんでしたっけ?と思うほどの実力者。タイトル戦になんと3回目の出場です!素晴らしい~!
関西・中国・四国ブロック 第3位 >>敗退
無段位河野純喜さん(JO1)
お題「USJ」
USJ セットファサードの 片影
片影:夏の太陽から逃れる日影【夏の季語】
セットファサード:映画などの撮影に使われる舞台セット
夏井先生の評価
いきなりアルファベットが出てきて「セットファサード」。一体なんの事だろうと調べました。
少なくともこの句は「調べてみよう」と思わせる魅力はあったと思います。それがわかるとスーッと映像が立ち上がってきました。
一番褒めないといけないのは季語。小さな片影を選んで、また片影に身体を入れて日影の中に入る、そういうものがこの季語によってちゃんと伝わってくるんです。
この句は「片影」という季語を信じることができたから成立した句です。
同志社大学出身の高学歴アイドル!歌って踊れて俳句もできるなんて(/ω\)
夏井先生からは「添削できる余地はありません。」という、3位ながら素晴らしい評価でした(*‘ω‘ *)
関西・中国・四国ブロック 第4位 >>敗退
永世名人藤原敏史さん(FUJIWARA)
お題「新世界(大阪)」
朝九時の ビール塩こぶ ビリケンはん
夏井先生の評価
大阪らしいリズムに乗った明るさもありますね。そして漠然とした朝ではなく「朝九時」としたのも、この界隈らしいリアリティもある。つまみもいろいろあるけど、「塩こぶ」を選んだことで、朝から立ち飲みやってる大阪のおっちゃんたちも見えてきます。
そこら辺はフジモンさんの思惑通り進んでいます。
じゃあなんで4位か、というと「ビリケンはん」という着地がどうなのか。「ビリケンはん」と書いていたら「新世界」だとわかる。ここが念押ししすぎて損している。
フジモンさんがまさかの敗退……!
「この句を良くするためには、下五をなにか全く違うものを持ってくると良いのだけど、これだけの音数があるので私が勝手に入れるという種類の句ではない。」と添削はありませんでした。
そこだけ工夫してみてください。」とのこと。
フジモンさんが「全く違う?(とは?)」という聞き方をすると夏井先生は「ビリケンはんという言葉に頼って、そこら辺にありそうな句にした、ちゅうことを優しい言葉で言いました(怒)」とお叱りの言葉でした……( ˘ω˘ )
九州・沖縄ブロックの結果
魅力的な観光地がたくさん!この地域を表現するのは誰だ⁉
九州・沖縄ブロック 第1位 >>決勝進出!👑
永世名人千原ジュニアさん
お題「宮古島」
舳先より 泡盛の神酒 一礼す
毎年宮古島に行くという観光大使でもあるジュニアさん。
船に乗る際、泡盛を海に垂らして事故が無いように願うのだそうです。
夏井先生の評価
海の神様に無事を祈る、そういう儀式なんだろうなと思いました。
ハーリーという沖縄の伝統行事の競漕や、新しい船を進水する儀式かしら、とか色々想像しました。
でも、今お話し聞くと、普通の船でのお話しなんですね。それを聞くと益々いいな、と思いました。
「舳先」という具体的な場所、「泡盛」によって地域性も見えてくる、カットが切れて「一礼す」というキッパリをした感じもいいです。この句を読み終わったあと、海の眩しさみたいなものも立ち上がってきました。
「ジュニアさん、一礼の句、上手いですね」と以前詠んだ句についても触れた夏井先生。周りからはガヤで「バイク・吾子・一礼」と、ジュニアさんの句のクセを弄っておられましたw
九州・沖縄ブロック 第2位 >>敗退
段位なし滝川鯉斗さん
お題「公設市場(沖縄県)」
カタカナの 魚ばかりや 市薄暑
公設市場は県民の台所とも言われる名所で、昨年リニューアルしたそうです!
薄暑:初夏の汗ばむ暑さのこと
夏井先生の添削
上五・中七の切り取り方がとても良いですね。独自の視点があります。見たことも聞いたこともない、カラフルで不思議な魚が並んでいるんだろうな、と浮かびますね。
「薄暑」は3音の季語ですから、「市」という場所や「夕」という時間の情報を2音くっつけて、光景を整えていくというテクニックのひとつです。とてもよくお勉強なさっています。
浜ちゃんから「先生、直しは?」と聞かれると「まっったくいらない」と力強くお答えの夏井先生!
元暴走族という異色の経歴ながら多彩な才能を見せる滝川鯉斗さん。初出場のタイトル戦で予選第2位はすごい!
九州・沖縄ブロック 第3位 >>敗退
無段位かたせ梨乃さん
お題「島原鉄道(長崎県)」
始発待つ 素足ぶらぶら 大三東
大三東は、日本で一番海に近い駅なんだそうです!
夏井先生の添削
大三東という地名に知識がなかったので調べました。
大三東が、海に近い場所なのだと分かると、「始発」と具体的に書いたことや、足をぶらぶらさせている様子だとかが、ちゃんと読み手の脳の中に映像が生まれてきます。
ここは大事なところで、”地名を使う効果”というのは、誰でも知っている「富士山」のような地名というのもありますし、まだ知名度が低く全国区ではない場合もあります。その場合、この句によって知られると、読み終わった瞬間の「おぉ」という歓声がどんどん大きくなっていくようなタイプの句ではあるんですね。
あなたの句をきっかけに大三東が有名になって、この句も理解してくれる人が増えていくことを、私は願っています。
前回の炎帝戦では、村上さんジュニアさんをおさえて第3位にも輝いたかたせ梨乃さん!タイトル戦に強い!
九州・沖縄ブロック 第4位 >>敗退
特待生2級森迫永依さん
お題「西表島」
スキットルの 固き四角や 片陰り
スキットル:洋画に出てくるウイスキーなどを入れる携帯用の小型水筒
西表島に旅行に行った際に、気分が上がってスキットルを買い、飲み物を入れたときの様子を詠んだそうです。
夏井先生の添削
スキットルという物が出てくる。それを「固き四角」と丁寧に書いているのも良いですね。「や」も「四角」という感触を強めて詠嘆している。カットが切れ、「片陰り」という場所・状況が描けている。
破綻はない句なんですよ。どうしてこういう順位になるかというと、今回のテーマは「観光地」でしたよね?この季語では、北海道から沖縄まで「片陰り」のある場所ならどこでも当てはまってしまうのが一番残念なところなんです。
例えば、
\添削/
スキットルの 固き四角や 花梯梧
こんな風にすると、花梯梧の赤がパッと止まってくるでしょ?
季語によって地域性を入れたれら、俄然活きてきます。テーマに負けてしまった、本当にもったいない
句です。
新世代のエースが今回は残念ながら予選敗退です( ;∀;)
次回に期待です!
北海道・東北ブロックの結果
福島県出身、唯一の特別永世名人・梅沢富美男さんがエントリー!
「こんなメンツ集められても困りますね。このメンバーに負けるようなら特別永世名人を返上します」ととんでもない発言が飛び出しました(;’∀’)
果たして結果は⁉
北海道・東北ブロック 第1位 >>決勝進出!👑
段位なし蓮見翔さん(ダウ90000)
お題「釧路(北海道)」
釧路駅 知らないコンビニの 冷房
知らない土地に行ってみたものの楽しさと寂しさを感じ、見た事のないコンビニに入ると冷房は同じようだったり匂いが同じでほっとしたという光景を詠んだそうです!
夏井先生の評価
上五の地名と冷房との関係が妙なリアリティを持っているんですよね。涼しいはずの釧路に来たのに、同じように暑い。辺りには見た事のないコンビニがぽつんとある。不安と、コンビニを見つけた安堵感がないまぜになっているよう。
最後「冷房だけは変わらないわ」と、なんてチープな感慨だろう、と。でもこのチープな感慨の中に作者の観光地を歩く時の真実味がはいってくるんです。
うわーーーー!!!蓮見翔さんが特別永世名人をおさえて第1位です!
「この方は、リアリティは物事の細部にあるという事を良く知ってらっしゃる人なんだと改めてわかりました」と夏井先生の評価でした!
北海道・東北ブロック 第2位 >>敗退
特別永世名人梅沢富美男さん
お題「竜飛崎(青森県)」
竜飛より 海峡見ゆる 翌は秋
「竜飛には他の地域より、秋冬が早く来る」という句を詠んだそうです!
夏井先生の評価
季語が粋でしたね。「翌は秋」というのは夏の終わり、立秋の前日のこと。「竜飛より」で俯瞰の光景も見えます。全体として格調はあります。
ただ少し、どこかで見た事のあるような歌詞にも見えます。(ガヤから「津軽海峡冬景色?」とツッコミ)
た…大変なことが起きました!
みんさんから「返上?」「返上?」との声が上がりましたが、梅沢さん、完全に無視でした(;’∀’)
年明けから絶不調の梅沢さん。次回どうなるのでしょうか?
北海道・東北ブロック 第3位 >>敗退
特待生4級こがけんさん
お題「三陸海岸」
船に群れ 海猫の腹 蒼々と
「良いですけど『船に』の『に』が気になりますねぇ」とジュニアさん。
『に』かぁ…
夏井先生の評価
これはね、良く腹の特徴に目を付けましたね。観察する目を持っていらっしゃいます。
どこが問題かというと、やっぱり「に」が気になりますね。
\添削/
舷や 腹蒼々と 海猫の群れ
超絶ハイレベルな直しが入りました(;’∀’)
多才なこがけんさんに今後も期待です!
北海道・東北ブロック 第4位 >>敗退
段位なしペナルティ・ヒデさん
お題「大雪山(北海道)」
荒山の 岩間匂うや 稚児車
稚児車:高山に生えるバラ科の植物で夏の季語
夏井先生の評価
稚児車という花はまさに「岩間匂うや」という風情の小さな花ですね。目の付け所は良いですよ。
何が問題かというと、情報が少々重なっているんです。「荒山」も「岩間」も地理的な情報なんです。「荒山」を活かすか「岩間」を活かすか、という選択がこの句の前にはあるということ。
お話しを聞くと、岩間を活かした方が良いのではないかと思いました。まずは中七下五を整えましょう。
\添削/
青空や 岩間を匂う 稚児車
「岩間を匂う」とすると稚児車の方に意味がかかってきます。そして上五に季語ではない言葉を持ってくると、映像がとても鮮やかになります。
例えば「青空や」とすると、稚児車の白との対比が出て来るでしょ?ここはまだまだやれることがいっぱいあります。
登場からわずか1分21秒で最下位と言われてしまったヒデさんですが、夏井先生からは「あなた学ぶことがとても楽しそうだから、ぜひ色々やってみてください」とのお言葉でした!
プレバト俳句 炎帝戦2024の結果 第2ステージと優勝者
第2ステージ進出!
✸蓮見翔さん
✸横尾渉さん
✸森口瑤子さん
✸立川志らくさん
✸千原ジュニアさん
まずは5名の決勝進出者のみなさんの句を先に掲載いたします!
誰が優勝か予想しましょう!
千原ジュニアさんの決勝の句 お題「宮古島」
宮古島 ホースに溜まる 水は炎ゆ
横尾渉さんの決勝の句 お題「能登」
能登は虹 一棟貸しの 露天風呂
森口瑤子さんの決勝の句 お題「伊豆下田」
向日葵を 抜けると海や 走り出す
立川志らくさんの決勝の句 お題「中田島砂丘(静岡県)」
油照り 影が溶け出す 中田島
蓮見翔さんの決勝の句 お題「納沙布のさっぷ岬(北海道)」
夏暁の納沙布 FMのノイズ
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プレバト俳句 2024炎帝戦の優勝者!
優勝者はなんと!
蓮見翔さんでした!
再度掲載します!おめでとうございます!
夏暁の納沙布 FMのノイズ
夏井先生の評価はTverで観られるそうです!
プレバト俳句 2024炎帝戦 第2ステージ 夏井先生の評価(Tverより)
第1位 蓮見翔さん 段位なし 「夏暁の納沙布 FMのノイズ」
夏井先生の評価
後半の「FMのノイズ」は、あるといえばあるフレーズなんです。でも前半がしっかりしてるんんです。
夏の暁、短い夜が明けようとしている。そして「納沙布」が大事でしたね。日本で一番日が昇る場所へ行こうとしている。「車」とは一文字も書かいてはいないけれども、この書き方で「カーラジオのFFMに違いない」ということを読み手は勝手に想像し始めるんですね。
岬が近づくほどノイズが激しくなってくる、その距離感を表現している。
そして最後この人たちは、日本で最初に見る夏の朝日を、声をあげて眺めるのではないか。
「夏暁」というこの季語がしっかり主役に立って、この納沙布という地名が季語を支えている。
丁寧にみると、しっかり作り上げた一句だというのがわかります。
第2位 横尾渉さん 永世名人 「能登は虹 一棟貸しの 露天風呂」
夏井先生の評価
「能登は虹」この地名と季語との取り合わせが、復興へのイメージ、応援・エールのような、そんなニュアンスを持っているんではないか、と。私たちは同じ思いを共有することができますね。そこがとても良かったと思います。
ちょっと惜しかったのは「一棟貸しの露天風呂」という部分が、季語と地名からちょっとだけ離れてしまって、どの地名でも成立してしまうのではないか。
能登以外の地名でも成立してしまう。それに対して蓮見翔さんの「納沙布」の意味合いというのはありますでしょ?それが勝敗をわけたかな、という感じです。
第3位 立川志らくさん 名人 「油照り 影が溶け出す 中田島」
中田島がどういうところかわからなかったので、私なりに調べ、砂丘だということがわかりました。
砂丘だとわかると「油照り影が溶け出す」という描写は良いと思いましたね。惜しいのは、中田島を知らない人にもちょっとだけ小さなヒント、例えば砂丘の砂という情報がひとつ入ると、これもぐんと映像化できるかなと思います。
第4位 千原ジュニアさん 永世名人 「宮古島 ホースに溜まる 水は炎ゆ」
「宮古島」という地名はちゃんと機能していると思います。そして一番いいのは「水は燃ゆ」。ホースの中に水が溜まっていることを書いた句はあるんですけれども、この地名と描写である程度のオリジナリティは手にできたと思います
ただこの句も、横尾さんの能登と同じで、3音の島、暖かい島だったら……というところがちょっと惜しいですね。
第5位 森口瑤子さん 名人9段 「向日葵を 抜けると海や 走り出す」
気持ちの良い句ですね。「抜けると海や」の「や」で場面が切れた後に、走り出す人物にスッと映像が行く。
ただ、お題が「観光地」ということで、どこのことを詠んでいるのか、という部分で他の句に及ばなかったかな、という感じがします。
ただ、森口瑤子さんを強く褒めたいのは2句とも地名に頼らないで観光地を詠もうとした。その初志貫徹 した姿勢ですね。
名だたる実力者をおさえて蓮見翔さんがタイトル制覇!素晴らしい
納得の句でしたね!
梅沢さんは結局ごにょごにょ言いながら、一度外した特別永世名人のバッジをどさくさに紛れて戻そうとしておられましたw
来週は「夏の満員電車」。梅沢さんの挑戦はどうなるのでしょうか?楽しみです!
▼前回のタイトル戦
>>【プレバト俳句】春のタイトル戦2024『春光戦』結果まとめ!
▼プレバト俳句・段位ランキング
>>【プレバト俳句ランキング】名人・特待生の段位を一覧表にまとめました
▼過去のまとめ記事
>>【プレバト俳句】今日の結果のまとめ記事
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