ꕥ #らんまん 東京版ポスタービジュアルを公開ꕥ
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) March 4, 2023
メインポスターの全身バージョンです!#神木隆之介 さんの直筆コメントが入っているので、ぜひじっくり読んでみてください✏#らんまん #朝ドラ#4月3日スタート https://t.co/OiL0BBW9Mq pic.twitter.com/C0KRTz9cgl
2023年4月より、連続テレビ小説『らんまん』がスタートします!
モデルは高知出身の植物学者、牧野富太郎博士なのです。
高知にある牧野植物園で博士の軌跡を拝見しました!
また「牧野富太郎植物画集」の細密画は、博士の植物に対するまっすぐな思いがそのまま表れているようで、見ていても心が洗われます( ˘ω˘ )
その牧野富太郎さんのドラマが始まるということで今から楽しみでなりません!
ドラマのモデルの牧野富太郎さんと、番組制作陣を調べてみました~
「らんまん」のモデル「牧野富太郎」はどんな人?
牧野富太郎博士は、1862年(文久2年)に高知県高岡郡佐川町(旧・佐川村)で生まれた日本の植物学者であり、植物学の父として知られています。
高知で生まれ、22歳で上京。貧困生活を送りながらも妻の壽衛(すえ)に支えられながら、大日本植物誌を出版。65歳で博士号をとり、亡くなる94歳までずっと植物の研究にまい進したそうです。
50歳から77歳までは、東京帝国大学の教員として働き、日本国内の植物を研究。多くの植物の新種を発見することとなります。
生前には朝日文化賞、勲二等旭日重光章、文化勲章なども受賞。1957年(昭和32年)の没後も富太郎博士の偉業は今なお評価され、日本の植物学の発展に大きな影響を与えています。
もともとは裕福な家に生まれましたが、幼いころに父母、そして祖父を亡くし、祖母に育てられたそうです。
造り酒屋の当主として「峰屋」を継がなければなりませんが、万太郎(富太郎)以外に後を継ぐ者はいません。
しかし万太郎(富太郎)は、植物の研究をするために東京へ出ていくことになるのです。
万太郎は「峰屋」を置いて、どのように植物学の道に進んで行くのでしょうか?
NHKプラスの「もうすぐ!らんまん」では、植物研究の道に進みたい万太郎(富太郎)と姉の想いが交錯するシーンの予告映像だけで涙が出てきてしまいました・・・!
ちなみに実際にはお姉さんはいなかったりと、らんまんオリジナルの脚本になっており、朝井まかてさん著「ボタニカ」もまた、家族構成に違いがあるようです。
勉学よりも植物に興味をもったことや、東京で研究に携わること、富太郎を支えた寿衛子(すえこ)との絆や他の学者との確執などがドラマの根幹となっていくのではないかと思います。
それにしても牧野富太郎さんのお写真はいつもニコニコしておられ、植物をまっすぐ愛する気持ちがお顔に表れているようです。
見ると笑顔になってしまうような富太郎さんを演じるのは神木龍之介さんです!
牧野富太郎さんとバイカオウレン
「らんまん」では、週ごとのタイトルに植物の名前が使われています。
記念すべき第1週は「バイカオウレン」。
この花は富太郎氏の幼きころに慣れ親しんだ植物で、晩年も病と闘う富太郎氏のもとにお見舞いで届けられると、故郷を懐かしみ頬ずりするほど喜んだそうです。
バイカオウレンはまだ肌寒い春の頃に花を咲かせます。
第3話で、広末涼子さん演じる富太郎の母・ヒサの「この花はたくましい。命の力に満ちちゅう。(満ちている)」というセリフがありました。命の力に満ちているのは万太郎も一緒だよ、と身体が弱く生まれてこない方が良かったと感じている万太郎にとって希望ともいえる言葉だったのではないのでしょうか。
フィクションであろうと思いますが、体の弱かった万太郎が90歳を超えても精力的に研究に励み、生き抜いた人生を表す、とても重要なシーンに見えました。
朝ドラ「らんまん」制作陣
2023年4月3日より放送スタート!
牧野富太郎さんの物語としていくつか書籍も出版されていますが、今回のドラマに原作本は無いそうです。
制作統括 | 松川博敬さん |
脚本 | 長田育恵さん |
音楽 | 阿部海太郎さん |
主題歌 | あいみょんさん |
植物監修 | 田中伸幸さん |
松川博敬さん
松川博敬さんは、大河ドラマ「おんな城主 直虎」でプロデューサー、朝ドラ「カーネーション」や「てっぱん」では演出を務めた方。
歴代の朝ドラでも人気が高い「カーネーション」を手掛けているのですね!
「らんまん」もカーネーションを超える人気作品になってほしい!
長田育恵さん
長田育恵さんは舞台やミュージカル、オペラにゲームなど幅広く脚本を担当されています。ドラマは「流行感冒」や「群青領域」など。
調べて気になっているドラマは安藤サクラさん主演の「旅屋おかえり」。
原田マハさん原作の作品で、「秋田編」「愛媛・高知編」「長野編」「兵庫編」という旅をテーマにしたドラマのようです。
原田マハさんの小説大好きですので、また調べてみたいと思います!
「旅屋おかえり」はNHK BSプレミアムで放送され、NHKオンデマンドで観ることができますよ~
阿部海太郎さん
音楽を担当する阿部海太郎(あべうみたろう)さん東京藝術大学卒、ピアノやバイオリン、太鼓などに親しみ、クラシック音楽から伝統楽器も用いて音楽表現をする作曲家さん。
NHKの「日曜美術館」のテーマ曲も手掛けたそうです!
田中伸之さん
日本大学農獣医学部、同大学院、東京都立大学院理学系研究科で博士課程を修了。
なにやら難しそうな経歴が並びます・・・。
そんな田中伸幸さんは、現在さまざまな大学の教授、准教授をつとめておられますが、2001年からは高知県立牧野植物園で研究員をされていたのだそうです。
書き出すと漢字で埋め尽くされてしまうので割愛しました( ˘ω˘ )
実際に牧野富太郎さんの植物園に関わりのある方が監修をしてくれるのですね~
あいみょんさん
もうみなさんお馴染みのあいみょんさんがオープニング曲を担当!
もうすでに公開されておりますよ~
台本などからインスピレーションを受け、歌い方にもこだわって作った楽曲との事。いまから楽しみです!
さいごに
牧野博士は鋭い観察力と巧みで精密な天性の画才で、発見した植物を正確忠実に写生しました。その描画の才能は自他ともに認めるところで、自らの研究を大いに助けました。
牧野富太郎植物画集より
牧野博士は植物の典型的な形にこだわり、多数の個 体の中から最も代表的な個体を選んで写生していま す。 じっくりと観察し、 顕微鏡やルーペを使って細部 まで描かれた植物図は、 植物分類学に必要な種の形態 を完全に描き出しています。
(中略)
これらの図のほとんどは、ネズミの毛3本ともいわ れる穂先の大変細い特注の蒔絵筆や面相筆を使って描 かれました。巧みな筆さばきで描かれたその線は、筆 で描きながらも銅版画のように鋭く、しかも自在に植 物の質感を写し取っています。 彩色には褪色を嫌い、 当時実物どおりの色を出せる絵の具が日本にはなかっ たこともあり、 イギリス製の最高級品ウィンザー ニュートンの絵の具を使用しています。 また、 採集し した植物を瑞々しく自然な状態に保って写生するため、 “活かし箱” というガラスの箱まで考案するという懲りようでした。
富太郎博士が目でみたものを、私たちも同じように目にすることができて幸せです。
細密画集はずっと見ていても飽きません。機会があれば手に取ってみてくださいね。
植物を愛するまっすぐな富太郎さんの人生を朝ドラでどのように切り取るのか、4月3日が待ち遠しい!
最後までお読みいただきありがとうございました!
これから一緒に「らんまん」を楽しみましょう~
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