冬麗戦2023は、2022年に詠まれた330句の中から、夏井先生が選んだ優秀句を詠んだ15名が出場します!
>>【プレバト俳句】夏井先生が選んだ2022年の優秀句・15選
▼まとめ記事
プレバト俳句 2023年冬麗戦の見どころ
今回のタイトル戦は何と言っても、Kis-My-Ft2の二階堂さんの参戦に大きな注目が集まります!
プレバト俳句での二階堂さんと言えば「万年最下位」などという不名誉な称号をお持ちの・・・ゴニョゴニョ…
しかし最近の二階堂さんは何かコツを掴んだのか、めきめきと成績を上げてきています。
特待生も近いか?という状況でのタイトル戦参加。
2022年12月12日にプレバト公式のInstagramが開設されましたが、最初の投稿は二階堂さんのタイトル戦出場が決まった瞬間でした!
横尾さん、千賀さん、北山さんがタイトル戦で壮大な波乱を巻き起こすKis-My-Ft2のみなさん。
二階堂さんも下剋上を果たせるのでしょうか?
プレバト俳句 2023年冬麗戦 挑戦者
出場者の15名をご紹介!
<永世名人>
梅沢富美男さん
フルーツポンチ村上健志さん
<名人>
10段 FUJIWARA 藤本敏史さん
10段 Kis-My-Ft2 横尾渉さん
10段 千原ジュニアさん
8段 Kis-My-Ft2千賀健永さん
7段 中田喜子さん
6段 立川志らくさん
2段 森口瑤子さん
<特待生>
4級 犬山紙子さん
<無段位>
高橋克実さん
本上まなみさん
伊集院光さん
森迫永依さん
Kis-My-Ft2 二階堂高嗣さん
Kis-My-Ft2のメンバーで1年間に35句も詠んだそうです!躍進がすごい!
その中から3名が優秀句に!
高橋克実さんは、たった1回の出場で詠んだ句が選出!
本上まなみさんの句は、ジュニアさんが絶賛!
森迫永依さんは「俳句の申し子」と梅沢さんに言わしめた逸材です!
そして二階堂さんの名前が呼ばれると、どよめきが!
その二階堂さんは「一番びっくりしているのは僕です」とのこと・・・(^^)
プレバト俳句 2023年冬麗戦 お題「ラッキー」
なんと「ラッキーな瞬間」という難しいお題。
結果発表~!
第1位 森迫永依さん
第2位 本上まなみさん
第3位 Kis-My-Ft2 千賀健永さん
第4位 森口瑤子さん
第5位 FUJIWARA藤本敏史さん
第6位 千原ジュニアさん
第7位 犬山紙子さん
第8位 Kis-My-Ft2 横尾渉さん
第9位 梅沢富美男さん
第10位 フルーツポンチ村上健志さん
第1位
森迫永依さん(無段位)
初富士は青し ケサランパサラン来
森迫さんの名前が呼ばれると、皆がスタンディングオベーション!森迫さんは戸惑って涙!
プレバト俳句挑戦4回目という森迫永依さんが快挙!悲鳴に近い喜びの声につられて目頭がじんわりしてしまいました・・・(/ω\)
タンポポの綿毛やウサギの毛のようにふわふわとした浮遊物、ケサランパサラン。
幼いころからケサランパサランを見つけると「ラッキー!」と感じていた森迫さんは、この句を考える時に真っ先に思い浮かんだのだそうです。
\夏井先生の評価/
初富士の雪の青白さや空気の青さ、新年の感慨のようなものを「青」に託し、前半でイメージの濃淡を描きいている。
「ケサランパサラン」と「初富士」を取り合わせる勇気、なかなかできないことです。
\直しなし!/
第2位
本上まなみさん(段位なし)
雪虫の 第一発見者は 次男
見ると雪が降る兆しという雪虫。今年の第一発見者は息子さん。
幼い次男のように小さい子の方が、自然の現象をキャッチできるんだな~、という実体験を詠んだそうです。
「第一発見者」というあえて硬い言葉を用いることで逆にかわいらしい、とフルポン村上さん。
たしかにほほえましいですね~
\夏井先生の評価/
「次男」という言葉を持ってきたことでリアリティがある。いつもはお兄ちゃんには敵わないけど、ちょっと得意げな顔して嬉しそうにお母さんに報告しているのではないか。
そして真ん中の「第一発見者」の硬い言葉の使い方もよい。次男のプライドを見守る母親のやさしい目線もくみ取れる。
”たかが雪虫を見つけた事”を家族みんなで「ラッキー」と喜び合える、そんな家族の感性が素敵だと思います。
\直しなし!/
第3位
Kis-My-Ft2 千賀健永さん(名人8段)
冬ぬくし 粘板岩に 貝の跡
ほんのりと暖かさを感じる「冬ぬくし」という季語にラッキー感と、化石発掘体験を取り合わせた句だそうです!
浜ちゃんに感想を聞かれたタイトル戦初出場の二階堂さんは「テレビで観てるとすごいなと思うけど、あらためてここに来て、説明を聞いて、まっったくくワケが分からない」と周りを笑わせますw
\夏井先生の評価/
作品としてきちんと出来ている。「粘板岩に貝の跡」に対して季語が動くんではないかと思う方もいるかもしれませんが、この季語を選んだことがテーマの「ラッキー」に重なってきます。
「粘板岩」や「化石」に合った、もう少し冷たさを感じる季語の方が、ということも考えられるが、この句の「冬の暖かい日に化石発掘体験をした」という内容に寄り添った季語を選べている。
\直しなし!/
第4位
森口瑤子さん(名人2段)
マフラーにきら 失くしたはずのピアス
森口瑤子さん、タイトル戦に強い!句が発表されると「ほお~」との声!
\夏井先生の評価/
現実的な意味で一番ラッキー度の高い句ですね。ただ俳句の世界では「失くしたはずの○○」というフレーズはよく見ます。森口瑤子さんらしさを入れるのであれば・・・と添削が入りました!
マフラーのフリンジ あらここにピアス
「メールぴこんぴこん」「だってば」のあなたですから、と嬉々として添削する夏井先生!
「かわいい~」「なるほど~」と、森口瑤子さんらしく仕上がった句に一同納得!
プレバト俳句界に新しい風を吹かせた森口瑤子さんの句は2022年の夏のタイトル戦で詠まれました(^^♪
>>【プレバト】俳句2022夏のタイトル戦「炎帝戦」 結果まとめ!
第5位
FUJIWARA藤本敏史さん(名人10段)
四時限目休講 小春のキネマ
秋のタイトル戦を制したフジモンさん、連覇ならず・・・!
合わせて16音。字足らずの俳句ですが、この短い文章で光景がわかりやすい句ですね。フジモンさんらしい!
伊集院さんは「ロマンチックで青春の匂いがする」と。「顔に似合わない」までがワンセットの感想でしたw
\夏井先生の評価/
「四時限目休講」という方い言葉を放り込んで「小春」という時候の季語に移る、この取り合わせだけで、ささやかなラッキー感がある。上手にまとめています。「キネマ」という言葉で、人物像も想像できる。
16音の字足らずですが、1音入れてもいいのでは?と添削!
四時限目休講 小春日のキネマ
第6位
千原ジュニアさん(名人10段)
焼き鳥屋 嗚呼隣席に 郷ひろみ
「やりすぎたかな~」と悔しがるジュニアさん。でもいつも、他の方にはない発想で楽しませてくれます(≧▽≦)
本当にあった体験を詠んだそうで、フジモンさんも「焼き鳥屋さんに郷ひろみさん居るんやね~。にしたんクリニックなら居てるのわかるけど~」とのコメントに「居れへんよ!」と浜ちゃんツッコミw
\夏井先生の評価/
いや~、これはこれで楽しませてもらいましたよ。「嗚呼」という言葉で、酒飲みながら愚痴こぼしてるのかな?「隣席」だから、同僚と悪口でも言っているのかな?なんて想像していると突然「郷ひろみ」が突然出てくる。これ以上ない、という語順ですよね。
この句に奥行きがあるかと言われると少々損はしていますが、「俳諧(はいかい)」という俳句の滑稽さで言えば、これも一句である。と評価!
\直しなし!/
俳句から派生した「俳諧(はいかい)」は、遊戯性を高めたジャンルのことだそうです!
第7位
犬山紙子さん(特待生4級)
一月の銀座で おそろいの遅刻
遅刻した時に相手を待たせてしまう、と焦っていると、相手が同じだけ遅刻してくると連絡があった時に「ラッキー」と感じたそうです。
感想を聞かれた志らくさんは「おそろいの遅刻」というフレーズはとってもオシャレだと感じるが、一瞬何の事を詠んだのかわからないかな、との事。
\夏井先生の評価/
お題に対してのエピソードは決してわるくないが問題点は2つ。
まずひとつは「で」が不要。
ふたつめは「おそろいの遅刻」がいったいどういうニュアンスなのかが分かりにくい。
自分が待っていて、友達カップルがふたり揃って遅刻してきたのかな?とか、シーンが特定しにくい。
「お互い」という言葉を書くだけで「おんなじくらい遅刻した」という事が分かる。
そして、字あまりしていいなら・・・
\夏井先生の添削/
一月の銀座 お互い様の遅刻
7位と8位は、読み手の興味によって順位が入れ替わるくらいの僅差とのことでした~
第8位
Kis-My-Ft2 横尾渉さん(名人10段)
初旅は海へ 黄色の京急来
京急線を走るイエローハッピートレインという車両。これを見ると運が上がると言われている。初旅でこのイエローハッピートレインに乗れたので、今年は運がいいぞと感じた句だそうです。
この句が発表されると「良い~」という声が上がりました!そして感想を聞かれたキスマイ千賀さんも「めっちゃ良くないですか!?」と、8位であることに驚いている様子でした!
\夏井先生の評価/
前半の「初旅は海へ」というフレーズがとても良い。「海へ」という余白にすべてが含まれている。
悩ましいのは後半の「黄色の京急来」。前半のうきうきした感じに比べ、後半が淡々としすぎてアンバランス。
そして、京急の黄色がどれだけラッキーなのかという認知度の問題になってくる。
例えばちょっとだけ小さなヒントを投げるかけることはできます、と添削!
\夏井先生の添削/
京急は黄色だ 初旅は海へ
わざと口語で「来た!京急は黄色だ!」と言ってみる。「は」とすることで、イエローハッピートレインの事を知らない人も、黄色い車体の京急になにか意味があることを理解するんではないかと!
みなさん添削を聞いて「うわぁ~!」と納得!
または、
イエローハッピートレイン 初旅は海へ
と、やっても良いのでは?と先生の添削に「そんな勇気ないよ~」とお手上げ状態の横尾さんでした( ˘ω˘ )
第9位
梅沢富美男さん(永世名人)
夕の膳 二つ「ん」のつく 冬至かな
「ん」が二つ付く食べ物を冬至に食べると幸運が訪れると古くから言われており、ある日夕飯のお膳に「ん」が付く食べ物が乗っているぞ、今日は冬至なんだな~、と感じた事を詠んだそうです。
まあ、何言っても9位ですからね。と、すねる梅沢さん・・・(;^_^A
\夏井先生の評価/
読み進めると冬至の南瓜(なんきん)の事だな、とわかります。
ご本人は”すごいことをイイ感じで書いた”つもりかもしれませんが、この句は冬至の風習を俳句にしてみた(ただそれだけ)ということですね。
夏井先生とおっちゃん(梅沢氏)の、いつものやり取りで、梅沢さんも夏井先生の評価に「ああそうかい!」と食い気味に声を荒らげましたw
「そうだよ」と淡々と返す夏井先生w
そして「もし謎かけにしたいなら、語順が間違っている。」と添削が始まりました!
\夏井先生の添削/
「ん」のつくもの 二つ冬至の 夕の膳
「ん」のつくもの ふたつとうじの ゆうのぜん
直しが入ると参加者たちから「あぁ~!」と納得の声。梅沢さんは口をへの字にし、ぐうの音もでないご様子。
リズムがぐんと良くなりましたね!
第10位
フルーツポンチ村上健志さん(永世名人)
雪晴れや チャームへ託す 運選ぶ
優勝候補がまさかの最下位に・・・!「ここ直してたら1位、のパターンです」と強がる村上さん・・・
ペンダントにつけるチャームは、クローバーやハートなど幸運のモチーフであることが多い。
「チャームに託す 運選ぶ」という言い回しが良いかな、と思い詠んだそうです。
浜ちゃんに感想を聞かれた森口瑤子さんは、「雪晴れ」と「チャーム」のキラキラした感じはすごく良いと思うが、中七→下五のリズムがどうなんだろう・・・と言葉を濁しました。
\夏井先生の評価/
「雪晴れ」と「チャーム」の取り合わせはいいと思う。問題点は語り方。「託す」「選ぶ」の叙述が散文的(詩的な情景に乏しい)。
この「運」はどんな運なのかを明確に書いてもいいのではないか。
\夏井先生の添削/
雪晴れや 金運のチャーム きらきら
お題に沿わせる意識が強く出すぎて、詩の部分をうっかり落としてしまったのではないか、と夏井先生。
プレバト俳句メンバーで随一の詩人、フルポン村上さんには珍しいミスでした・・・
プレバト俳句 2023年ランク外の順位
10位に入れなかった方の順位がこちら
第11位 中田喜子さん
第12位 高橋克実さん
第13位 伊集院光さん
第14位 二階堂高嗣さん
第15位 立川志らくさん
残念ながらランク外の句は番組では発表されません・・・
グランドチャンピオンを決めた優秀句まとめ
別記事でまとめました!併せてご覧下さいませ
>>【プレバト俳句】夏井先生が選んだ2022年の優秀句・15選
まとめ
永世名人や名人10段が下位に沈み、浜ちゃんが「何やってるの!?」とレギュラー陣に罵声を浴びせる波乱の大会となりました(;^_^A
新しいメンバーの台頭もワクワクしますが、レギュラー陣の活躍も期待したいです!東国原さんが宮崎県知事選挙へ立候補するなどで参加がありませんが、また番組に出ていただきたいです!
春のタイトル戦はどのような結果になるのでしょうか?今から楽しみです!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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