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プレバト俳句 2024年5月2日の才能ランキングの結果
第1位 とろサーモン村田さん 71点 才能アリ
渋滞の 柩車に妣と 春深し
いつもは渋滞は嫌なんですが、亡くなったお母さんと少しでも長く居られたという思いを詠んだそうです。泣きそう😢
☆夏井先生の評価
十七音の中に入れるには情報量がかなり多いんですね、これ。でもこれは上手くやれました。
「に」という助詞で、状況をちゃんと伝えてしまう、ここら辺よく頑張ったなと思います。
今後さらに上を目指すために、ちょっとだけアドバイスしても良いですか?
「妣」という字の問題になるんですが、この字を使うことで「亡くなった母」ということが分かるから効率の良い使い方だと先ほど志らくさんが指摘された。これもひとつの考え方なんです。
ただ村田さんのお話しを聞くと、逆の考え方の方もありです。
\添削/
渋滞や 棺の母とゐる 深春
「『棺の母と今ここにいますよ』という時間と空間を、この季語が満たしていく。そんな感じになります。」という素晴らしい添削となりました(´;ω;`)
第2位 長野智子さん 70点 才能アリ
静寂の 官庁街や 落椿
☆夏井先生の評価
お題の「混雑」に対して「静寂」を詠んだところを褒めなくてはいけません。人と違った表現をさぐるのが俳句です。そこがとても良かった。
中七までは大きな街の映像なんですが、下五「落椿」の季語に向かって映像が絞られ、視線も下に行きます。その視線の誘導も上手いですね。
「いつもは気づかないんだけど、こんなところに椿があったのね」という「落椿」という季語との出会いがさりげなく書けていてとても良いです。
\添削/
祝日の 官庁街や 落椿
または
連休の 官庁街や 落椿
名人フルポン村上さんが指摘した上五を「惜しかったところ」と添削が入りました。
上五を変えると、「静寂」の表情がちょっとずつ変わります、とのことでした!
浜ちゃんが「『日曜の』でも良いですか?」とフルポン村上さんに対抗するように例えを出しておられましたw
第3位 呂布カルマさん 50点 凡人
二時間を 惜しむくちびる 桜色
☆夏井先生の評価
私この句を読んでとき、恋の句だと思ったんですよ。(呂布カルマさんはお子さんの事を書いた句なのだそうです。)それはそれとしてこの句は破綻していないんです。
村上さんから指摘のあった「桜色」。これは「桜のような」という比喩なので、季語としての力はとても弱くなってしまうんです。
\添削/
二時間を 惜しみむくれる 子と桜
または
二時間を 待ってむくれる 子と桜
前回「期待の星」と夏井先生に言わしめた呂布カルマさん。今回は残念ながら凡人でした…!
第4位 キスマイ宮田さん 45点 凡人
パレードか ファンキャップ飛ばす 春疾走
☆夏井先生の評価
一瞬可愛い素敵な光景が描かれているのかな、と思ってしまうんですが、諸悪の根源「か」がこの句を分からなくしているんです。
目で見てパレードかどうかわからないってこと?とキョトンとしてしまうんです。
(宮田さんは「パレードみたいな」という表現をしたかった)
\添削/
パレードみたい 春風飛ばす ファンキャップ
「やれても(添削しても)ギリギリこれくらいやね」と夏井先生。
キスマイ宮田さんは27回目の挑戦。
才能アリ5回、
凡人16回、
才能ナシは5回という戦績だそうです!
浜ちゃんから「もうやめたら?」と言われた宮田さんは、「アンパンマンのやなせたかし先生は、アンパンマンがヒットした時69歳だった」「まだ30年以上チャンスがある」と壮大な前向き発言を繰り出しました!がんばれ、宮田さん!
第5位 関水 渚さん 20点 才能ナシ
青嵐 海の上での 人違い
お父さんがウインドサーフィンをやっていて、風の強い晴れの日は海の上が混雑し、お父さんを見つけられないという思い出を詠んだそうです!
青嵐:青葉を揺らして吹き渡る、やや強い風のこと
☆夏井先生の評価
作者だけにしかわからないタイプの句ですね。
作者の話しを聞くと、「青嵐」を選んだ段階でミスをしていまっていると思うしかないですね。
この句を最初に読んだとき、青嵐の風が陸地から吹いてきて、豪華客船みたいなところで人違いでもしたのかな?と思ったら全然違いましたね。
とにかく「青嵐」ではないことはわかりました。そして連休なんですね?で、「ウインドサーフィン」は季語になるか微妙なので…
\添削/
連休の 水着とりどり 人違い
添削しながら「なんでこんなもん直さないといけないのか」と毒舌の夏井先生w浜ちゃん大笑いでしたw
プレバト俳句 2024年5月2日 立川志らくさんの昇格試験
名人7段 立川志らくさん
色も無き 渋滞にふと 桜雨
☆夏井先生の評価 →現状維持
何が良いって、渋滞に巻き込まれたときの憂鬱な気分を「色も無き渋滞」と捉えることができる。詩の言葉として質が高いと思います。
そうなった時に何がもったいないかというと「ふと」です。
二音足りない時の「ふと」、三音足りない時の「少し」なんて言うんですけれども、「ふと」が無ければこの季語がもう少し際立って、季語が際立てば詩の言葉が際立つわけです。
\添削/
桜雨走れり 色の無き渋滞
プレバト俳句 2024年5月2日 自身の句集完成を目指す!フルポン村上さんの挑戦
永世名人 フルポン村上さん
黄金週間の原宿 四つ折りの紙幣
☆夏井先生の評価→ボツ→残り15句
「原宿」は要りますか?「黄金週間」という季語と「四つ折りの紙幣」、それぞれ一句になるくらいの量が十分にあるんですね。それを字余りにしてでも「原宿」を持ってきたいという作者の意図があればと思ったのですが。
「黄金週間」という時間情報が必要なら「黄金週間初日」とか「黄金週間来」などでも良いかと思っていたのですが、学生時代の気分で、原宿に行くのをワクワクしていたんだな、という事が説明で分かりました。
そうだとしたら「黄金週間」ではなく…
\添削/
春休みの原宿 四つ折りの紙幣
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