ショパンコンクール2021がいよいよファイナルに突入!
人気Youtuberの「かてぃん」こと角野隼斗さんの活躍もあり、日本での注目も高まっています。
そんな中、ファイナルに2名の日本人コンテスタントが本選に出場が決定!
※2021年10月21日追記!
ファイナルの結果が出ました!!
なんと!!反田恭平さんが第2位!
そして!!小林愛実さんが第4位!
お二人は幼馴染なんですね。
切磋琢磨しあって同じ舞台に立ち、最高峰のピアノコンクールのファイナルに挑戦するなんて大変胸熱です!
お二人ともおめでとうございます!!!
\ここまでのショパンコンクールの流れはこちらでどうぞ/
さて、にわかウォッチャーのまるまる。
注目のコンテスタントは誰なのか、
ショパンコンクール公式youtubeの再生回数でくらべてみました!
本選へ進んだコンテスタントのYoutube再生回数比較
本選(ファイナル)へは12名が進みました。
ショパンコンクール公式のYoutube再生回数を調べてみると注目度もわかります。
以下12名本選出場者 | 1次予選 | 2次予選 | 3次予選 | ファイナル |
Martin Garcia Galcia | 7.9万回 | 15.0万回 | 10.0万回 | 42.0万回 |
Leonora Armellini(イタリア) | 5.9万回 | 5.9万回 | 5.2万回 | 16.0万回 |
J J Jun Li Bui(カナダ) | 2.4万回 | 5.5万回 | 7.6万回 | 7.1万回 |
Alexander Gadjiev(イタリア/スロベニア) | 7.8万回 | 8.3万回 | 8.9万回 | 11.0万回 |
Eva Gevorgyan(スペイン) | 15.0万回 | 9.6万回 | 9.2万回 | 34.0万回 |
小林愛実(日本) | 44.0万回 | 55.0万回 | 51.0万回 | 243.0万回 |
Jakub Kuszlik(ポーランド) | 2.8万回 | 3.9万回 | 5.3万回 | 5.5万回 |
Hyuk Lee(韓国) | 12.0万回 | 18.0万回 | 24.0万回 | 38.0万回 |
Bruce(Xiaoyu)Liu(カナダ) | 35.1万回 | 40.0万回 | ? | 242.0万回 |
Kamil Pacholec(ポーランド) | 1.3万回 | 2.1万回 | 3.5万回 | 10.0万回 |
Hao Rao(中国) | 3.7万回 | 4.6万回 | 9.6万回 | 21.0万回 |
反田恭平(日本) | 67.0万回 | 83.0万回 | 95.0万回 | 322.0万回 |
以下は惜しくもファイナル出場とならなかった 日本人コンテスタント | ー | ー | ー | ー |
角野隼斗 | 167.0万回 | 78.0万回 | 94.0万回 | ー |
牛田智大 | 71.0万回 | 52.0万回 | ー | ー |
沢田蒼梧 | 20.0万回 | 12.0万回 | ー | ー |
進藤実優 | 9.6万回 | 10万回 | 6.8万回 | ー |
古海行子 | 12.0万回 | 8.1万回 | 4.3万回 | ー |
演奏順によって多少の影響はあるかと思いますがご了承ください。
※12月見直しました!
前回大会では韓国初の優勝者が誕生し、今大会も韓国人ピアニストに注目が集まるかと思いきや
本選に残ったHyuk Leeさんも10万回ほど。
地元ポーランドのコンテスタントもいる中で、日本人ピアニストの再生回数の多さが目立ちます。
もしかすると角野隼斗さんの活躍によって、敷居の高いクラシック音楽のコンクールに日本で注目が集まったのではないかと推察。
角野隼斗さんは断トツの100万回越え。
続いて本選出場の反田恭平さん、小林愛実さん。
(反田さんの2位発表後、ファイナルの再生回数が一気に増えました!)
ここで注目したいのは牛田智大さんの60万回越え。
予選シードでの参加ながら3次予選に進めなかったことに世界中のファンから「信じられない!」と悲痛な声が上がりました。
人気が伺えます!
ファイナルが終わり反田恭平さんが帰国。活躍が目覚ましい。 テレビの露出が激増です。
チェックできたものだけでも、
さらに!
などなど。
そしてなんと、12/5にはワイドナショーにも出演!
反田恭平さんはTwitterやInstagramで「松本人志さんとお話し出来る日が来るとは・・・!」と収録が楽しかったことを明かしてくれました。
それぞれの番組にそれぞれの良さがありましたが、バラエティー色の強いワイドナショーだからこそなのか、なかなか興味深い話が聞けました。
余談ではありますがご紹介します。
ワイドナショー 12/5放送回。番組中盤で登場した反田さん。
東野さんから「これはおめでとうございます、でいいんですか?悔しい、という気持ちが強いんですか?」という問いに反田さんは「純粋に個人的には嬉しい賞をいただけたと思っておりますし、ただそれと同時に1位ではなかったな、という悔しい気持ちもあります」とのこと。
「1位と2位の差はなんなのか」という松本さんの疑問に「このコンクールの審査はファイナルの出来だけでなく、1次予選 、2次予選、3次予選 からの点数も加味される」と反田さん。
「え~!そうなんや~」と審査方法に驚く一同!
東野さんが「ファイナルだけで言ったら?」と聞くと、ファイナルは大満足の演奏ができたことを明かしてくれました。
反田さんは3次予選の時に納得の演奏が出来なかったことを他の番組で明かしています 。ファイナルに進めることが分かった時は泣いた、とも。
そしてファイナルで弾いた曲は反田さんが
「この世の中で最も美しい」
「大好きでコンクールで絶対に弾きたい曲」
だったそうです!
反田恭平さん ファイナルラウンドの演奏
さっそく「この世の中で最も美しい」「大好きでコンクールで絶対に弾きたい曲」とおっしゃったピアノ協奏曲を聴いてみましょう!
ピアノが始まるのは4:30あたりから。
始まりも良いですし、終わりも盛り上がり、聴衆のスタンディングオベーションが見られます!
そして「弾いてるときはショパンのことを考えているんですか?」という松本さんの質問の答えが
「おぉぉ・・・!」という内容でした!
ショパンのことを考えるのは下準備の段階でやるべきことであり、ステージ上では今鳴っている音、空間、オーディエンスだったりに身を任すのが一番いいと思っている、と。
その上で「今、こう弾いている。1秒前こう弾いた。バランスを保つために次の小節をどう弾くか、過去現在未来さっきこんなふうに弾いたから次はこんなふうに弾こう、ということは同時進行で考えています。」と反田さん。
松本さんは「全然わからん・・・!」と驚いた様子!
プロは皆さんが持っている感覚なのか、反田さんだけが持っている感覚なのか?
このレベルになるとこんな感覚で弾くのか・・・とピアノにわか経験者のまるまるは感動してしまったわけなのです!
確かな技術と、俯瞰(ふかん)で視る余裕があるからこそ出来る技ですね!
他の番組では引き出せなかったお話しだったので、観ることができて良かったです!
本選の結果
本選は10月18日から10月20日まで行われました。
初日の4名の演奏を聴き比べ、反田さんの落ち着いた演奏を聴くことができました。
発表前、もしかするともしかするのでは・・・と予想しましたが優勝とはならず・・・!
しかし、おふたりとも素晴らしい演奏、素晴らしい結果となったことにファンとしてお礼を申し上げたいです!
注目のコンテスタントの演奏
クラシック音楽に馴染みのない方でも分かりやすいよう1次予選の動画を並べてみました。
みなさん1次予選の一曲目は緊張感がありますが、2曲目になるとのってきた感じが伝わります!
反田恭平さんの演奏(1次予選)
00:00~Nocturne in B major, Op 62.No.1
10:40~Etude in B minor, Op 25.No.10
15:26~Scherzo B flat minor,Op 31
今大会第2位に輝いた反田恭平さん!
最初の曲ノクターンから情感たっぷりの演奏です。
2曲目エチュードは角野隼人さんも3曲目に(8:30あたりから)弾いているので聴き比べもおすすめです。
迫力のあるオクターブの練習曲。
3曲目スケルツォはまるまる個人的に好きな曲で、どこを切り取ってもドラマティック。
全部聞いてほしいです!
小林愛実さんの演奏(1次予選)
00:00~Nocturne in F sharp minor,Op 48.No 2
07:55~Etude in A minor,Op 25.No 11
12:20~Etude in A flat major,Op 10.No 10
15:00~Scherzo in E major,Op 54
コンテスタントの中でも
ひときわ小さな体格の小林愛実さん。
信じられないパワーを秘めた演奏です!
1次予選では演奏直前、椅子の高さが合わないトラブルが発生。
それでも貫禄の演奏を披露してくれました。
コメント準備中!
角野隼斗さんの演奏(1次予選)
00:00~Nocturne C minor, Op 48.No 1
06:30~Etude in C majyor,Op 10.No 10
08:30~Etude in B minor,Op 25.No 10
12:50~Scherzo in B minor,OP 32
全曲通して聴きやすい選曲です。
1曲目ノクターンはしっとり系、
2曲目のエチュードは空気をがらりと変える明るいアルペジオの練習曲。
3曲目のエチュードは反田恭平さんが2曲目に(10:40あたりから)弾いた曲です!
4曲目スケルツォは冒頭から鬼気迫る超絶技巧系!
牛田智大さんの演奏(1次予選)
00:00~Nocturn in D flat mejor, Op 27.No 2
06:27~Etude in A flat major,Op 10.No 10
09:00~Etude in C minor,Op 10.No 2
12:00~Fantasy in F minor,Op.49
予備予選を免除された期待のコンテスタント!
1曲目うっとりするノクターンを落ち着いて演奏されています。
2曲目エチュードはとっても軽やかな練習曲。練習曲とは言うものの
小気味よいメロディと曲の展開に「くうぅ」と思ってしまう素敵な曲です!
3曲目のエチュードはいわゆる「革命のエチュード」とも言われる有名曲。
左手が凄まじい。
4曲目ファンタジーとは幻想曲。冒頭重々しいテーマで始まりますので、なかなか聴き進めるのは難易度が高い曲です。15:00~あたりから盛り上がり、21:26~あたりからクライマックスに向かいます!
Bruce・Liu(ブルース・リウ)さんの演奏(1次予選)
00:00~Nocturne in C sharp minor,Op 27.No 1
06:22~Etude in C sharp minor,Op 10.No 4
08:26~Etude in A minor,Op 25.No 4
10:20~Scherzo in E mejor,Op 54
日本人コンテスタントに注目していて、まさかの優勝者を聞いていませんでした汗
独特の世界観を持っていらして、一気に引き込まれる演奏!
1曲目は夜想曲ノクターン。物思いにふけるようなやさしい曲調。
左手が震えているのがわかります。緊張感が伝わってきますね!
2曲目のエチュードは一気にギアをあげて目の覚めるような演奏に変わります。
さっきの緊張感はどこへ⁈
3曲目のエチュードは完全に落ち着いた表情をみせ、演奏を楽しんでいるようです!
4曲目のスケルツォ。スケルツォとは「軽やかでユーモアのある」曲調。まさに軽やかな入りで、つい聞き入ってしまいました。
最後に
今回は、クラシック音楽に詳しくない方もちょっと聴いてみよう!と思えるようにポイントをまとめました。
コンサートとは違ったとてつもない緊張感の中、ショパンの数々の美しい曲を披露してくれたすべてのコンテスタントの皆さんに大きな拍手を贈りたい!
それぞれの皆さんの活躍を追っていきたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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