プレバト俳句 今日の結果!2024年8月1日 お題「秘密基地」

プレバト俳句2024年8月1日の結果 お題「秘密基地」 テレビのはなし
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プレバト俳句 2024年8月1日 名人・特待生の一斉査定

まるまる
まるまる

今週は、凡人発想になりがちな「秘密基地」というお題に、名人・特待生が挑戦!




特待生5級 水野真紀さん 

秘密基地 夏夕暮れに 母の声


夏井先生の評価現状維持 

全体を読んだとき、夕暮れでお母さんの声がして自分はまだ遊んでいる、という光景に既視感があります。

そして問題点はふたつ。
まず「夕暮れに」の助詞「に」。この場合の「に」は、説明的な使い方になるので、まず損をする。

それから、語順。お母さんの声から始まった方が得をするんです。

\添削/

母の声 夏夕暮れの 秘密基地


まるまる
まるまる

「こうすると、自分はまだ秘密基地にいて、お母さんの声が遠くから聞こえてくるような、声の遠近感がここに生まれます。」という夏井先生のアドバイスでした!





特待生2級 犬山紙子さん 

冷蔵庫の奥 プリンの秘密基地


夏井先生の評価ワンランク昇格!→特待生1級に!

冷蔵庫の奥にプリンが隠れていただけ。たったこれだけの事を大げさに秘密基地と例えることで、まさにユーモアも出てきますね。とても良いと思います。

確信犯的に隠していたのか、そこにあることをすっかり忘れていたのか、その想像によって「秘密基地」の味わいが変わってくる。それもこの句の奥行きになりました。

で、このまんまの調べでもいいんですが、もうひとつの考え方として、「冷蔵庫の」までを上五字余りにして、中七下五で調べを取り戻す、そしてあえて「に」を付けるんです。

「奥に」とすることで、場所を指さすような奥行きを作る。あなたが言いたいことを表現するには「に」をつけた方が良いのではないかと思いました。

\添削/

冷蔵庫の 奥にプリンの秘密基地 


まるまる
まるまる

犬山紙子さん、降格を免れ昇格となりました!





名人7段 皆藤愛子さん  

風薫る 放課後今日も 秘密基地へ

まるまる
まるまる

幼いころ親友のルミちゃんと必ず秘密基地に行った実体験を詠んだそうです!


夏井先生の評価ワンランク降格名人6段へ…

「放課後に子どもたちが集まって遊ぶ」という状況は「秘密基地」に含まれている、と。これは損でしたね。

放課後をやめるだけで空気が変わってきます。今お話し聞いた「ルミちゃん」という情報が入るだけで変わってくるでしょ?

\添削/

風薫る ルミちゃんと行く 秘密基地
または、
風薫る 今日は行けない 秘密基地


まるまる
まるまる

降格の1人目はなんと皆藤愛子さんでした…(´;ω;`
ワタクシはふたつ目の添削の句が好きです!




名人9段 森口瑤子さん   

まるで秘密基地 博士の夏館


夏井先生の評価ワンランク降格名人8段へ…

まず良いところは、「秘密基地」というとまず「子ども」と発想するところ、博士という大人の人物を持ってきたと。ここら辺は工夫をしてきました。

問題は「夏館」です。夏館というのは、夏を心地よく過ごすために、涼しげにしつらえた館のことなんです。

「博士の秘密基地」というと色々とごちゃごちゃして面白そうなところなんじゃないかと思うんですが、「夏館」というと、すっきりしてるの?という違和感があります。

「夏」にしてしまうと意味が変わってしまうので…

\添削/

青蔦の館 博士の秘密基地


まるまる
まるまる

まさかの降格に「道のり長…」と呟いた森口瑤子さん。「季語に対する理解がまだまだですね、悔しい!」との事でした( ;∀;)




名人10段 中田喜子さん   

ケーナの 麦の風吹く 秘密基地


夏井先生の評価ひとつ前進!☆ひとつ

秘密基地というお題から思わぬ方向に来たな、とびっくりしました。

ケーナの音を想うと、本当にペルーの大地が見えてくるような気持になります。

問題になるとすれば、「風」と言ったら「吹く」ものだから、これは要るのか?というところ。

ただこの句は「吹く」という動詞が捨て石のような働きになって、ケーナの音が風に乗って一緒に吹いてくるような感覚を伝えてくれるので、これはあっても損はしない。

まるまる
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久々の永世名人への星取りが始まりました!

添削を受けたら後退という険しい道のりを中田喜子さんは越えられるのでしょうか?これからも楽しみです!





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プレバト俳句 2024年8月1日 自身の句集完成を目指す!永世名人・FUJIWARA藤本敏史さんの結果

弟に秘密の 秘密基地真夏


夏井先生の評価掲載決定!

お題の秘密基地=子どもの遊びという、みんなが考える類想を土台にして「弟に秘密の」と、ささやかな実感をここに入れるんですね。ここら辺が巧いもんです、さすがですね。

そして結構音数を使ってしまってるわけです。残り3音で季語に何を持ってくるのか悩まれたんじゃないかと思います。

その中で悪くない選択でした、この大きな季語。

特にこの「真夏」の「真」が必要なんですよ、音数的にも意味のうえでも。

真夏の暑さですとか、夏の青い空、入道雲、夏草の匂いもこの季語に含まれてきます。


まるまる
まるまる

「やっと調子を取り戻してきましたね」と、フジモンさんらしい句に添削なしの評価でした!




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プレバト俳句 2024年8月1日 特別永世名人 梅沢富美男さんの締めの一句


少年の 空蝉残る 秘密基地



夏井先生の評価お見事

「秘密基地」で「少年」がベタではありますが、フジモンさんの「秘密基地」「弟」と同じくらいベタですが、永世名人おふたりがやったのは、ささやかな工夫をちょいと盛るという技なんですね。

この「少年の空蝉」として、少年が拾ってきた空蝉とか少年が大切にしていた空蝉というように「空蝉」に性格づけをしていると。

その空蝉だけが残って、もう少年たちは秘密基地には居ない、この秘密基地は「かつての少年たちが集まっていた」という時間経過が入り込むんですね。

そしてこの少年はこの空蝉に例えられているのではないか。蝉の抜け殻が、少年が大人になった後、大人になったイメージを象徴している。

たくさんの少年たちが成長して空蝉になって、ここには居ない。あるのは蝉の殻だけがある。

印象的な光景をおっちゃんは描こうとしたのです。

まるまる
まるまる

「永世名人おふたりは上手くオリジナリティをのっけたという実力を褒めないといけない」という夏井先生の評価でした!

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