>>パロサントはお香だけじゃない!もっと気軽に楽しめるアイテムを探しました
✸2022年1月 「夜会ハウス」で佐野勇斗さんが紹介。北村匠海さんから勧められたそうです!
✸2022年7月号(5月20日) 雑誌『美的』でNEWSの加藤シゲアキさんが紹介!
✸2023年3月 TBSのラヴィットでホラン千秋さんが紹介!
おしゃれな人たちがインテリアとして飾る事も多い一方、お香として使いたいのにうまく火がつかないという問題もあるようです。

そこでパロサントに5年ほど前からドはまりしているワタクシが、簡単に香りを楽しむ方法をお伝えしたいと思います!
と、いう訳でこの記事では、
①炭を使ったパロサントの焚き方
②お香を使ったパロサントの焚き方
以上を解説します。
ご興味のある方のご参考になればと思います。
\香木を焚くなら…/

パロサントとは?

パロサントとは中南米に生息する香木(こうぼく)です。
香木は、心地よい芳香を持つ木材のこと。沈香と白檀が有名である。
Wikipediaより 香木とは
Wikipediaさん、さすがに大変興味深い記述をありがとうございます。続きもぜひ読んでみてください。
そして、中南米に生息する樹木で「聖なる木」を意味する 「パロサント(Palo Santo)」は、いわゆる香木の一種です。

スペイン語でパロサント、英語ではホーリーウッドと呼ばれます。
パロサントの焚き方|よくある問題点

ネットで「パロサント」と調べると、
✔火が付かない
✔火が消えない
✔つけ方
✔消える
✔焚き方
✔煙出ない
✔燃えない
✔燃焼時間
✔火災報知機
皆さんこのようなお悩みをお持ちのようです。

なんで火がつかないのかな?

パロサントはナチュラルインセンスなので、普通のお香のようにはいかないんだよね……

パロサントの使い方|なんで火がつきにくい?
一般的に「お香」というと、

とか、こんな

とか。このような形状がなじみ深いのではないでしょうか。
しかしパロサントは原木そのまま、ナチュラルインセンスなのです。

ナチュラルインセンスは原木そのもの。火や煙が安定しません。
煙が持続しやすく改良されたものがいわゆる「お香」と呼ばれているものなのです。
木に含まれる油分が多い方が燃えやすいのですが、なにせ天然のもの。燃えやすい、燃えにくいは個体差が生じてしまいます。
そのため、火がつかない、すぐ消える、という事が起こっているのでしょう。


パロサントの使い方|スティックにそのまま火をつけてみた

直接火をつけてみたら、「ぼぼぼぼ・・・」と、かなり大きな火があがったので慌てて火を消しました。
あっという間に火はつきますが、やはり持続しません。

ある程度、木がくすぶるまで火がついた状態にすると、しっかり火種ができ煙が立つのかな?と思いますが「ぼぼぼぼ・・・」をこれ以上保つのは怖い!という感想です。

たとえうまく燃えたとしても、そこから出る煙の量を考えると火災報知機が感知してしまいそう!
パロサントの使い方|そのまま火をつけるのはオススメしない

結論から申し上げると「スティックに直接火をつける」ということはオススメしません。

これは危険を感じるのでやめた方が良いと判断!

普段ワタクシが使用しているパロサントは細かいチップ状ですので、このスティック状のパロサントも小さく削ってみることに。

スティックは簡単にカッターで削れます。カッターの刃に気を付けて鉛筆のように削ってみましょう!

パロサントの使い方|削ったチップも、そのままでは火がつかない

先ほど削ったチップに火をつけてみました。
「・・・・・・」

「ぼぼぼ」も何もなく、燃えもしない…。煙も出ないし、燃えても一瞬だね……。

みなさんの悩みが身をもってわかりました!
>>パロサントはお香だけじゃない!もっと気軽に楽しめるアイテムを探しました
パロサントの使い方|ナチュラルインセンスを楽しむ為のオススメの焚き方


パロサントだけでなく、同じナチュラルインセンスのホワイトセージやコパルを焚くときの参考にもしてください!
パロサントのおすすめの焚き方① たっぷり香りを楽しみたい方は炭を使おう!

ワタクシは普段、おがくずのようなタイプのパロサントを使っています。
ですので直接火をつけることはできません。そこで愛用しているのがチャコールタブレット。炭を固めて錠剤にしたものです。

本来「香道」という正しい焚き方があるのですが、いろいろ道具を集めないといけないので、まずはこのやり方でやって敷居をさげてみましょう!
✔火を点ける時は、エアコンなどの風に注意!
香立て、香皿よりは香炉の方が風を気にせず安全にお試しできます。
しっかり注意をすれば、香立て、香皿でも大丈夫!
✔炭はかなりの高温になります。
陶器のお皿は割れてしまう可能性もありますので、お気に入りの物を使用しないようこちらもご注意ください。
✔香皿の下にさらに木のトレイなどを敷いて、テーブルなどに熱が伝わらないように断熱できると完璧!(くれぐれも木のトレイにお香や炭を置かないでね)
✔ピンセットがあると、タブレットに火をつける時やタブレットにパロサントを乗せる時に役立ちます。
パロサントを炭で焚く!おすすめアイテム
\おすすめの香立てはこちら!/





チャコールタブレットは近くにアジアン雑貨屋さんがあれば、10個200円くらいで手に入ります。
ネットだと送料がネックかもしれませんが「市内で地下鉄で往復」でも400円~500円かかることもあり!条件があえば、ネットでの購入が手軽でおススメです!



上の商品は、老舗中の老舗「香十」というお香専門店さんのお品。
香炭だけでなく、本格的な香道の道具も取り扱っていて素敵なサイトです。
ご興味のある方はのぞいてみてくださいね。

香十さんの歴史の長さだけでも興味深いです!
>>香十WEBサイト

パロサントを炭で焚く!焚き方や消すときの注意点


タブレットは1個そのまま使うと火力が強いので、ワタクシは4分の1くらいに割って使用しています。

もっとうまく小さく割れるなら6分の1くらいでも。このタブレットひとかけらで30分以上火種が持続します。

割るときは手が汚れないようにキッチンペーパーにくるむのがおすすめ。ティッシュペーパーだと、割った勢いで破れるのよ…
使わない分はキッチンペーパーにくるんだままジップ袋に入れて保管をします。(湿気てしまわないように早めに使いましょう)

「くるんだまま」にするのは単に手が汚れないようにする為。
それ以外に意味はないのです。
屋外で焚くなら煙も気にならないので、丸ごとでも大丈夫かと思います。
耐熱容器にタブレットを置き、ライターやチャッカマンで火をつけます。
置いたままで点火しにくい場合はピンセットでタブレットをつまんでつけても。(くれぐれも手では持たないように!)
しばらく火をかざしていると数秒で炭が「パチパチ・・・」と音をたて、赤く火がつきます。(炎は上がりません!)
そこへ少量のパロサントを置いてみましょう。

タブレットはかなり高温になるので、パロサントのかけらもピンセットでつまんで乗せると良いよ。

削った一片で充分ですよ~


一片でしっかり煙が立ちました。一片が燃え尽きる時間は20秒くらいですが、しっかりと香りが楽しめます。

薪をくべるようで楽しいんです~

スティックの状態で炭に置いても楽ですが、消火のタイミングがむずかしいかもしれません。
いろいろ試してみてくださいね。
タブレットがどれくらい持続するのか実験で時間を計っている間(30分くらい)、
燃えては煙が立ち、消える
燃えては煙が立ち、消える
燃えては煙が立ち、消える・・・
を繰り返していたら10畳の部屋はしっかりと燻された状態に。

目の前で実験していたので充分すぎるほど香りを楽しみました!

灰が飛ばないように気をつけつつ、たまに換気もすると良いと思います


ここまで読んで「めんどくさいな……」と思った方は、下の記事もご参考にどうぞ。
>>パロサントはお香だけじゃない!もっと気軽に楽しめるアイテムを探しました
パロサントのおすすめの焚き方② 香りが混ざっても気にしない方に!超ずぼらな方法

こちらは究極にずぼらな方法です!ご了承ください!
炭を割って、手が汚れないように気を付けて、火が強いから注意して…
そんなことやってられない!という方に、他のお香を火種として使うという裏技を伝授いたします。

パロサントのお香が用意出来ればそのまま楽しめば良いと思います(‘◇’)ゞ
でも「せっかくだからナチュラルインセンスを楽しみたい!」「原木タイプを手軽に楽しみたい!」という方にご紹介しますよ~

身も蓋もありませんが「だったらパロサントのお香を探すよ」という方のために、念のためお香も探しました。ご参考にどうぞ。

パロサントのおすすめの焚き方番外編 お香を焚いて……

まずは簡単にお香を焚きましょう。
相性の良い香りもご案内します(‘◇’)ゞ
手に入りやすいウッド系のお香
✸サンダルウッド(白檀)
✸フランキンセンス(乳香)
✸ユーカリ
混ざっても良いとは言っても、あまりにかけ離れた香りだとパロサントの良さが消えてしまいます。
「木の香り」であればそんなに違和感なくブレンドを楽しめるでしょう!
クセが少なくかぐわしいサンダルウッド、フランキンセンスあたりがおすすめ。
ユーカリは意外かもしれませんが、パロサントの香りの中の清涼感に相性が良いのです!

オウロシカ香はインドのお香の中でもクオリティーの高いブランドです
そして、お香に火をつけ、そこにパロサントをくべる!
以上!

この方法なら短時間で簡単にパロサントを楽しめますよ~

手間のかかるナチュラルインセンスの楽しみ方とは
ナチュラルインセンスは焚くのに少し手間がかかります。
でも例えば、
コーヒーを豆から淹れる
日本茶を急須で淹れる
というような感覚で、香りもさることながら、ゆたかな「時間」も楽しんでいただけたらと思います。

参考になれば幸いです!最後までお読みいただきありがとうございました

コメント