2024年の金秋戦は予選会があり、たっぷり楽しめるのが嬉しい!
まずは9月12日にA・Bブロック、そして9月17日にCブロック、決勝のスケジュールはまだわかりません!
個人的には柴田理恵さんが久しぶりに登場で嬉しいです!
予選1位は決勝進出確定、2位以下はA、B、Cブロックの中での優秀句を詠んだ2人が敗者復活として決勝に進めます!
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>>【プレバト俳句】今日の結果発表~!
予選Aブロック挑戦者
名人7段立川志らくさん
特待生1級馬場典子さん
特待生4級的場浩司さん
特待生3級こがけんさん
特待生5級水野真紀さん
予選Bブロック挑戦者
名人8段森口瑤子さん
名人6段皆藤愛子さん
特待生1級森迫永依さん
特待生3級春風亭昇吉さん
特待生3級柴田理恵さん
予選Cブロック挑戦者
名人10段中田喜子さん
名人9段キスマイ千賀さん
特待生1級犬山紙子さん
特待生2級武田鉄矢さん
特待生2級パックンさん
予選免除
特別永世名人梅沢富美男さん
永世名人千原ジュニアさん
永世名人フルポン村上さん
永世名人フジモンさん
永世名人キスマイ横尾さん
Cブロックと決勝は9月19日放送後にまとめます!
プレバト俳句2024金秋戦【予選Aブロック】結果 お題「一人飯」
金秋戦2024年【予選】Aブロック第1位→決勝進出!
特待生4級的場浩司さん
削げし頬 月下貪る パンの耳
夏井先生の評価
映画のワンシーンのような生々しい体験が流れ込んできましたね。なぜ削げているのか?この映像。事実だけを描写すれば伝わる、と。
またこの「貪る」という動詞の選び方も良かったですね。「削げし」と「貪る」が付かず離れず響きあいます。
最後は「パンの耳」という物を提示するだけ。それ以外の事を一切言わなくていい。これも、俳句の骨法が分かった人だからできることです。
あともう少し褒めさせてください。さりげないことなのですが、「頬」は人の部位、「耳」はパンの部分だけど、これも言葉の響き合いがあるんです。
プレバト俳句の名人・特待生の中で唯一、歳時記に句が掲載されているという的場さん!実力を存分に発揮されました!「この句、誰なんだろう?」と思っていたらあなただったんですね、お見事でした」と夏井先生から嬉しい評価をいただきました!
決勝進出おめでとうございます!
的場さんの行きつけの一人めしは、京都・烏丸丸太町の「白扇」という太秦にある食堂だそうです( ˘ω˘ )
金秋戦2024年【予選】Aブロック第2位→敗者復活戦へ
名人7段立川志らくさん
生きる為に飯を喰う 外は蛍
若いころに会った農家のおじさんが、生きる為だけに質素なごはんを食べる姿を目にし、外の蛍との対比が美しかった、という思い出詠まれたそうです!
観覧の中田喜子さんからは「”を”を取って、”飯喰う”にした方がカッコイイ」とのご指摘!夏井先生の評価はいかに?
\夏井先生の評価/
「生きる為に飯を喰う」というフレーズは、当たり前と言えば当たり前なんですけれども、「外は蛍」という着地で一気に詩にしてしまうんですよね。光景・場面・人物が立ち上がってくるでしょ?こうところ、本当にうまいですね。
ちょっと惜しいのが、私も中田さんの意見に賛成。足して17音にしたかったという意図は分かるのですが、もう自由律を得意とする志らくさんですから、ここはもう一歩踏み込んんでいいと思いますよ。
添削
生きる為に飯喰う 外は蛍
「こうするともっと力が入りませんか?これをやっていたら勝負が微妙に変わってたと思うんですけどね~。惜しかった」との評価でした!
金秋戦2024年【予選】Aブロック第3位→敗者復活戦へ
特待生4級こがけんさん
ソーキ煮の とろ火見ている 夜長かな
夏井先生の評価
「夜長」に「火」を取り合わせるのは確かにあるといえばあるんですが、「ソーキ煮」を持ってきたところにリアリティがありますね。「とろ火を見ている」というところは冗長な言い方ですが、実は「夜長」が出てきた時に、時間経過を表現する言葉なのだと意図がちゃんとわかりますから、決してこれもマイナス点にはならない。
そして最後「夜長」という季語をしみじみと詠嘆している、と。この辺の使い方うまいもんですねぇ。
「こがけんさんの吸収力は見事」と嬉しい評価!ですが、、なぜ3位に?というと、中田喜子さんもご指摘された「一人めし」というテーマ性のささやかな減点で、泣く泣く決めたとのことでした!
こがけんさんの行きつけの一人めしは、東京・経堂の「魚ケン」というクジラ肉が強いお店だそうです( ˘ω˘ )
金秋戦2024年【予選】Aブロック第4位→予選敗退…
特待生5級水野真紀さん
一人めし 半値太刀魚 喰むいざや
夏井先生の評価
目の付け所が面白いですね。「半値太刀魚」という言葉の響きも良いですね。ただ、読み手として考えた時に、「一人めし」で、ああ、ひとりで食べているんだな、と思ったら「半値太刀魚」が出てきて、お買い物かな?と思う。するとまた「喰む」でまた食べている情景、とこれでちょっと損しているかなぁと思います。
\添削/
半値なる 太刀魚ひとり 喰むいざや
または
半値なる 太刀魚ひとり いざ食まん
「惜しかったけれども、良い取材能力でしたよ」とお褒めでした!
水野真紀さんはリンガーハットが好きなのだそうです( ˘ω˘ )
金秋戦2024年【予選】Aブロック第5位→予選敗退…
特待生1級馬場典子さん
夜半の秋 ひとり味わう アルファ米
夏井先生の評価
季語の「夜半の秋」と「アルファ米」を取り合わせてくるって面白いと思いますね。
もったいないのは「味わう」。これは書かない方が得です。どういう気持ち、どんな夜にどんな私、どんなあなた?これが書けなくなってしまうんです、4音もあるから。「味わう」さえはずせば色々やれるんですよ。
\添削/
困憊や ひとり秋夜のアルファ米
または
お疲れさまアタシ ひとり秋夜のアルファ米
など
「上五をいろいろ変えられます」という添削でした!
馬場典子さんの行きつけの一人めしは、東京・月島の「Yakiniku名もなき各店へ一切入魂一枚売り焼肉」という変わった名のお店だそうです( ˘ω˘ )
プレバト俳句2024金秋戦【予選Bブロック】結果 お題「一人暮らし」
金秋戦2024年【予選】Bブロック第1位→決勝進出!
特待生1級森迫永依さん
薄めたシャンプー 朝冷のワンルーム
今まで親が管理してくれていたシャンプーも、一人暮らしになって切らしてしまったという体験を詠んだそうです。
夏井先生の評価
まさに一人暮らしのあるある、リアリティですね。一人、とは書いていませんが、一人暮らしに違いないと、ちゃんと言葉の裏側に見せてくれています。そこが巧いですね。
シャンプーを薄めた体験をしたことのある人なら、なんだか少し情けないような気持ちをみんな実感いたしますよね。
そして「朝冷」という季語も良かったですね。「朝寒」という季語もあるんですが、これだとちょっと冬の寒さに近くなってしまうんです。「朝冷」だと、秋の真ん中あたりの、ちょっと冷えてきたという感じ。
あと「朝」という情報も大事ですよね。朝の慌ただしい時間も想像できる。
8音と10音、結果的には字余りの俳句になりますけど、これがこの句の内容とちゃんと手を取り合っていますから、その判断も良し、といたしましょう。
森迫さん強し!
金秋戦2024年【予選】Bブロック第2位→敗者復活戦へ
名人8段森口瑤子さん
空の巣症候群のような 夜長
お子さんが数年前に一人暮らしを始めて、空の巣症候群のようになった時や、昔ご自身が一人暮らしをした時に、夜の持て余すような長さみたいなものを入れてみたとのこと!
フジモンさんから「季語を比喩するってあんまり見た事ない」との感想。フジモンさん、やっぱり名人だけあって色々知識豊富ですね~
夏井先生の評価
まさに大胆な比喩ですよね。「夜長」という季語を、残りのフレーズで比喩しているだけなんです。でもそこに、独自性・真実味がちゃんと入っている。
こんなことするのは誰だろう?と楽しみにしておりました。
しかも、テーマ「一人暮らし」に対して、お子さんが一人暮らしをした時の親の気持ちという切り取り方・発想でくるとは思ってもいませんでした。
喪失体験、寂しさを「夜長」と言われた瞬間に、作者からの気持ちをどっしりと読み手が心で受け止めるような、そんな一句でした。
直しなし!「面白いことやってくれますね~」と夏井先生に関心された句でした!
決勝に行ってほしい~
金秋戦2024年【予選】Bブロック第3位→敗者復活戦へ
特待生3級柴田理恵さん
今日よりは ひとり分なり 秋の風
夏井先生の評価
大変シンプルな書き方なんですけれども、心に沁みる句ですね。丁寧に書いていらっしゃいます。特に「よりは」という表現に苦心なさったかもしれませんが。
「よりは」という言い方で、決して”亡くなった”という別れではなくて急に同居人がいなくなったとか、そういうサバサバしたとか、そういう方向の「今日よりは」なんだろうな、と伝わってくるんですよね。
もう一つ良いのは「なり」と言い切ったこと。炊くごはんも一人分、洗濯物も一人分、「あ~、清々した」という気分をこの「なり」で表現しています。
ですが「秋の風」ですよ。この季語にあとは全部託す。そうすると、清々はしているんだけど、やはりどこか寂しい、自分の身体の一部がちょっと無くなっているかのような。
言いたいことは全部季語に託す、これが俳句という物なのです。
今回5年ぶりのプレバトという柴田理恵さん、直しなし!
中田喜子さんも柴田さんの句を覚えているといった作品、わたくしも強く記憶に残っています!
2019年3月7日の柴田さんの作品
「犯人逮捕」 干鱈を毟る 母の黙
敗者復活で決勝に行ってほしいな~
金秋戦2024年【予選】Bブロック第4位→予選敗退…
名人6段皆藤愛子さん
のろのろと 包帯広げ 干す秋夜
夏井先生の評価
何かケガをなさって自分で洗っている。「一人」という事は書いてないけれども、「のろのろと」「広げ干す」という動作をやっている、ひょっとしたら一人暮らしで心細いのかもしれない。そう読んでほしいという流れを一生懸命作っていらっしゃる。
そうなった時、最後季語の音数が3音しかないので苦心したと思うんですが、「秋夜」は良い選択をなさったと思います。心地良いのだけどやっぱり寂しい、という頼りない感じなんかもこの中に入っています。
なぜ4位に沈んでしまったかという理由として「読みようによっては介護の光景の可能性もあるという事で、テーマ性というところでちょっと損をした」とのこと。
それでも「これはこれで良い句」ということで添削なしでした!
Bブロック、激戦区です!
金秋戦2024年【予選】Bブロック第5位→予選敗退…
特待生3級春風亭昇吉さん
母からの手紙 無月の段ボール
夏井先生の評価
決して悪い句ではないですよ。季語の使い方もとても良いですね。しかもこの位置に季語を持ってくる。ただの段ボールではなく、無月のその日に届いた段ボールなのだと。
中秋の名月の日だけど、今日は月が出ていない。でもひょっとすると母の暮らす故郷では、綺麗な中秋の満月が出ているのかもしれない。そしてその手紙を読み始める。
ドラマもありますし、「一人暮らし」というテーマも押さえている。
ただ、故郷の母から荷物が来て、手紙が入っている、という句はかなりの数があります。
順位、となった時に最後の類想感が邪魔をしてしまった。
「他の人が考えるかもしれない、ということも考えないといけないんですね?」と言う昇吉さんに「俳句において、類想・類句というのは一番大きな壁なんです。今の発言でマイナス1ポイント」と夏井先生からお叱りを受けてしまいました(;^_^A
次回は予選Cブロックの結果です!
プレバト俳句2024金秋戦【予選Cブロック】お題「一人旅」
放送までお待ちくださいませ🙇
名人10段中田喜子さん
名人9段キスマイ千賀さん
特待生1級犬山紙子さん
特待生2級武田鉄矢さん
特待生2級パックンさん
金秋戦2024年【予選】Cブロック第1位→決勝進出!
金秋戦2024年【予選】Cブロック第2位→敗者復活へ
金秋戦2024年【予選】Cブロック第3位→敗者復活へ
金秋戦2024年【予選】Cブロック第4位→予選敗退…
金秋戦2024年【予選】Cブロック第5位→予選敗退…
プレバト俳句2024金秋戦【敗者復活は?】
プレバト俳句2024金秋戦【決勝】結果 お題「」
Cブロック結果、敗者復活者、決勝結果はしばらくお待ちくださいませ🙇
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