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プレバト俳句・2023春光戦予選Bブロックの結果です!
プレバト俳句 2023年3月16日の結果 Bブロック お題『引っ越し』
次回ははBブロックの戦い!お楽しみに~!
と思ったら、次のプレバトはいつ~⁉
3月9日はWBCの開幕戦だそうです。こちらの戦いも楽しみですが、プレバト俳句はちょっとお預けに・・・。放送次第、追記していきます→3/9追記しました!
\参加者!/
ぐいぐい実力を伸ばしている本上まなみさんがBブロックに!注目です!
予選Bブロック 順位
第1位 皆藤愛子さん(名人4段)
\決勝進出/
春日向 カーテンの到着は 明日
入居日にカーテンが届かないという失敗をよくやってしまうのだけど、その時だけの景色が見られるからいいかな、という皆藤さんらしいほっこりした句がBブロック1位でした!
「素晴らしい。未来にむけた明るさも感じられるし、誰が読んでも光景が浮かぶ良い句」とジュニアさん。
梅沢さんも「肩の力が抜けていて、なにか難しいことやろうなんて思わず、そのままを素直に詠んだのが素晴らしい」と絶賛しました!
夏井先生の評価
「引っ越し」という言葉を使わず、中七下五で「引っ越しあるある」を想像させるのがうまかった。
カーテンが無いからこそ「春日向」の季語がちゃんと立っているし、カーテンが用意できた後の「カーテン越しの光・風」まで想像させる。季語もテーマもしっかり描けています。
添削なし!
「やっと皆藤さんらしい句が戻ってきた」と夏井先生は笑顔でおっしゃってくれました!
第2位 キスマイ千賀健永さん(名人8段)
木の芽冷え 青いジャバラで 家具包む
「木の芽(このめ)冷え」が春の季語です。
「家具包む」は「包む家具」にした方が良い、と梅沢のおっちゃん。
\添削/
木の芽冷え 青いジャバラで 包む家具
第3位 本上まなみさん(特待生5級)
新しき庭 あたらしき 泥の春
引っ越し先の新しい庭が春の日差しに照らされ、地面が温もっているのをみると、これからいろんなものが豊かに茂っていくんだろうな、というワクワク感を詠んだそうです。
夏井先生の評価
「新しき」と「あたらしき」の使い分けや、「春の泥」でなく「泥の春」と季語に軸足をわずかに寄せていることなど、表現したいことはそつなくできている。
しかし、順位をつけるとなるともう少し独自性が必要。
「新しき、あたらしき」をリフレインした意図はわかるが、この部分にもう少し具体性を出せる余白がある。
\添削/
新しき庭 赴任地の 泥の春
新しき庭 脱サラの 泥の春
など、状況を入れてもいいのではないか、とのこと!
第4位 中田喜子さん(名人7段)
春泥を 引っ越し女房 大跨ぎ
「引っ越し女房」とは、嫁入りの荷物と同時に来る嫁の事だそうです。
お嫁さんがたくましく、ぬかるみを跨(また)いで引っ越しをする様子を句にしたそうです!
フジモンさんは「春泥」と「跨ぐ」をもっと近づけたほうが良かったのでは?と、梅沢さんは「引っ越し女房」から始めた方が良かったと指摘。
夏井先生の評価
庶民的でおかしみもあって、やろうとしていることはチャレンジしていて良い。他の句にはない目の付け所。
もったいないのはやはり「春泥」と「おお跨ぎ」の間に人物を入れてしまったこと。
\添削/
引っ越し女房 ほら春泥を おお跨ぎ
例えば「いま」とか「ほら」なんて入れると、
「ほら、あれがウチノ女房だよ」なんて指さすような「今まさに」という光景も見えてきます、と夏井先生!
第5位 的場浩司さん(特待生5級)
校舎裏 抱きし犬の目 春の月
小学生の頃、拾った犬を親から返してこいと言われ、校舎裏で抱きながらひとりで暮らそうと思っていた時のことを詠んだそうです。
ジュニアさんは、カメラワークとしてこの句を考えると、
「校舎裏」の大きい画角→「犬の目」の寄り→「春の月」でまた引きの画
という慌ただしさがどうか、と指摘。
「的場さんが校舎裏というと、ボコボコにされそう」とフジモンさん( ´∀` )
夏井先生の評価
発想を「プチ家出」に持ってきたことはチャレンジングで、他の素材も悪くない。しかし、ジュニアさんの指摘の通り、カメラワークでかなり損をしている。
抱いている犬から始めるべき。
また「抱きし」の「し」は、ご本人の体験から「過去」を表しているのだろうけど、「抱く犬の」の方がリアルに感じられる。
\添削/
抱く犬の目よ 春月の校舎裏
次回は予選Cブロック!
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